こんにちは。cloudpack.media編集長の増田です。
野外メシが捗るイイ季節になりましたね。

4月1日に『クラウド万博』という名称で、転職相談イベントを開催しました。土曜日は集まらないんじゃないか? 4月1日はギリ2016年度の最終日っていう会社もあるらしいから出勤なのかも? など、ネガティブな憶測を跳ね除けて、虎ノ門オフィスで一番大きい会議室に補助椅子が必要になるほど、文字どおりギュウギュウ詰めの熱いイベントになりました。

採用色が強すぎると大勢は集まらないよ、と集客を心配する声もありましたが、企画主としては当初から「少なくてもいい。冷やかしじゃなく真剣にcloudpackへの転職を考えている人だけが集まってくれたらいい」という考えがありました。結果的にたくさんの人が参加してくださって、週が明けた途端に書類がドシドシ届いて採用担当が悲鳴をあげたのは言うまでもありません。

そんな『クラウド万博』の中で、cloudpackの福利厚生が充実していてユニークですね!という参加者の声がいくつか聞こえたので、あらためてまとめてみたいと思います。

cloudpackの福利厚生

正確には『アイレットの福利厚生』ですが、こまけぇこたぁいいんだよ!!

それではさっそく面白そうなやつだけ順番に見ていきましょう。

近隣住宅手当

虎ノ門ヒルズの近くに住むと毎月の家賃補助がでます(試用期間終了後から)。1km圏内なら5万円、2km圏内なら3万円、3km圏内なら2万円、4km圏内なら1万円です。家賃相場が違うので金額は少し違いますが、大阪・名古屋オフィスにも同様の手当があります。身軽な単身者に好評な福利厚生です。日々の「通勤」にかかる時間を自分のために使うことができます。

近隣住宅手当地域への引越し費用補助

最大15万円も出るそうです。この費用は引越しそのものに充ててもよし、新居に必要な家電の購入とかに充ててもよし。なんとキャッシュで支給されるそう。使途に裁量があると好評です。

遠距離通勤手当

ここまで近くに住める人たちばかりが手厚い感じですが、家族持ちはそうもいきません(世帯持ちが虎ノ門周辺に住むのは経済的に難しい)。持ち家の人を含め、神奈川・埼玉・千葉方面から通う人も少なからずといます。door to doorで1.5時間以上かかる人向けに、遠距離通勤手当があります。

グリーン車手当

遠距離通勤と同じ条件ですが、グリーン車がある路線で通う人なら往復のグリーン車代金が会社負担になります(この制度は審査が少し厳しいみたい)。満員電車での通勤は、それだけで気力も体力も奪われます。少しでも空いた車両で快適に通勤して、仕事に集中する力を蓄えたまま出社することができます。帰りもまた然りです。クタクタになって帰宅しても家族が心配するだけですからね。

スポーツ支援補助

デスクワークは運動不足になりやすいので健康維持は大事!ということで、社員が4人以上集まってスポーツを楽しむときの施設利用料の半額補助とか、何かしらのスポーツ大会に参加するときの参加費の半額補助(上限1回1万円)などがあります。cloudpackで社員が集まって行うスポーツには、テニスやフットサルなどが盛んな印象ですね。

健康維持特別一時金

真面目な話、社員の健康維持はcloudpackの生産性向上、さらには業績維持の生命線とも言えます。

スポーツ支援補助に加え、さらに社員の健康意識を高めることを目的にした制度です。年に一度の定期健康診断を受けたあと、すべての項目がB判定以上だった場合に特別手当が支給されます。加齢と共に健康を維持するのが難しくなるけれどとても大事!ということで、年齢に応じた金額になっているのがユニークですね。
 
20歳代:5,000円
30~34歳:10,000円
35歳以上:30,000円

不健康な筆者は、残念ながらこの福利厚生の対象外です(涙)

マッサージ・鍼・カイロプラクティック

オフィスにマッサージチェアがあって、好きな時に座って疲れた身体を揉みほぐせます。集中力って、どうしてもどこかで途切れますので、適度に休憩が取れる環境はとても大事です。

特筆すべきは月曜と金曜、腕の良い先生がオフィスまで来てくれて施術を受けることができます(今のところ東京本社のみ)。カレンダーの空いている時間で予約するだけ。全額会社負担です。なんとこの先生、鍼灸師の資格も持っています。

ロードバイクのレース参戦の前週に右膝を痛めた筆者は、先生に相談して鍼を打ってもらったことがあります。鍼を打った当日は、おもりがぶら下がっているかのような膝だったのですが、レース当日には復活して十分なケイデンス(クランク回転数)でペダルを回すことができました。鍼灸治療って保険を適用させるのがいろいろと面倒なので、この福利厚生は実にありがたいです。

営業時間前出勤手当

cloudpackのほとんどは裁量労働制なのですが、お客様とのやりとりがしやすい10〜19時の勤務が推奨されています。10時より前に出勤して19時以降に退勤すると、なんと1日あたり1,000円手当がでるという摩訶不思議。

月20営業日だとすると、普通に朝10時までに出社して19時まわってから退社すれば、毎月2万円も収入が増えるという侮れない福利厚生です。

シフト勤務手当(MSPチーム向け)

24時間365日運用のMSPチーム向けのシフト勤務手当があります。特長は、連休が長ければ長いほど手当が大きくなるということ。例えば、カレンダーが5連休なら、どの日に勤務しても通常の5倍の手当が支給されます。

各種資格取得支援

AWSの認定試験やTOEICの受験料は全額補助です。

特長的な福利厚生は、こんなところでしょうか…あらためて書き出してみると、いろいろとありますね。

その他

割とどこの会社にもある社会保険完備はもちろんのこと、産休・育休制度や扶養家族手当などもあります。

東京本社には、エンジニアにとって嬉しい『O’Reilly』の書籍が全巻揃っていますが、それ以外の技術書の購入なども、ほとんど会社負担で購入できるようです。

cloudpackの福利厚生ではないですが、個人的にポイントが高いのは関東ITソフトウェア健康保険組合です。他よりも保険料が安い、保養施設や利用できるスポーツジムが充実しています。それから美味い(笑)

赤坂の健保会館にある『鮨一新』で、最高級の鮨が破格の値段で堪能できます。持つべきはIT業界の友人だ!というネタが定期的にネットで話題になるのでご存知の方も多いことでしょう。実際『鮨一新』はなかなか予約が取れないので、個人的には『ブロッサム』というバーの方が利用頻度が高いです。こちらは同伴者が健保加入者じゃなくても同一価格で本格的なカクテルなどが楽しめることと、しかも街場のバーではあり得ない安さなのでオススメですよ。

cloudpackにおける福利厚生の背景にある考え方

オフィスを見学していただくと驚かれるのですが、社員が仕事に集中しやすい配慮がオフィスの随所にみられます。個々の能力を最大限に発揮できる環境を用意すべし、という考えが根底にあるのですが、福利厚生もその延長で整備されています。

背景には、プライベートの時間が充実している人ほど、よりよい仕事ができるだろうと言うことで、プライベートが充実しやすい制度(近隣手当やグリーン車手当とか)が多く存在しています。『ワーク・ライフ・バランス』という言葉がありますけれども、cloudpackの考え方は『ワーク・ライフ・インテグレーション』という言葉の方がしっくりくるかもしれませんね。

みんなで充実させる福利厚生

顧客と社員、どちらにも充足感のある組織を創る。

これはアイレットのコーポレートサイトにも書いてある『ビジョン』の1行目にある言葉です。

福利厚生と言うと会社が用意してくれる制度みたいに思っている方がいるかもしれませんが、これらのユニークな福利厚生は社員からのボトムアップで生まれています。cloudpack躍進の鍵は、社員のプロフェッショナリズムや頑張りなどにあるのはもちろんですが、社員が能力を存分に発揮して、頑張り続けられるオフィス環境や待遇が整備されているから、とも言えそうです。

自分がパフォーマンスを発揮するための福利厚生にアイデアをお持ちの方は、cloudpackで働いたら実現するかもしれませんね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事は増田隆一(marketing communication, cloudpack)が書きました。