Amazon Route53 のヘルスチェックは文句なしに良いサービスです。これを使って Amazon CloudFront のようなCDNサービスが正常に動いているか、ゆるくチェックしてもらいます。
概要
CloudFrontはCDNです。1つのオリジンをいろんなエッジロケーションから配信するのですが、すべてのリージョンから動作確認するには、AWSや他のクラウドベンダーのサービスを使って、世界各国からアクセスする方法があります。ガチでやるなら、各リージョンのEC2を建ててやることになりますが、そこまででも無いならRoute53のヘルスチェックにまかせてしまうという話。
Route53のヘルスチェックについて
ちなみにこの図は下が切れてます。全部で15箇所からチェックをかけてます。こいつらが本当に各リージョンに散らばっているかは
dig -x ipアドレス
で調べてください。確かに各リージョンに散らばっているのが分かります。(15箇所というのは、去年調べた時より増えている気がする。それはフランクフルトリージョンが増えたからか?)
CloudFrontを調べるには
特記することはありません。単にCloudFrontのエンドポイントを対象URLに指定するか、独自ドメインでやるならCloudFront-CNAMEを通した上で、DNSも通すかのどちらかです。
安いしスゲーよ ヘルスチェック
自動切り替えしか注目されていないように思いますが、このヘルスチェック自体が極めて優秀です。しかも超安い、高くても月2ドルちょい。しかもSLAは100%です。AWSは多くのサービスの冗長化の基板として、DNSが使われています。よって、Route53(インターナルでの利用も含めて) の稼働率を100%とデザインしなければ、ELBやRDSを95-99%とすることは出来ないでしょう。それぐらいRoute53は重要でしかも硬い(AWSもそうせざるを得ない)ということです。
元記事はこちらです。
「Rote53のヘルスチェックにCloudFrontの動作確認をさせる」