以前、skipfishでWebアプリのセキュリティ診断の記事にてskipfishを利用したセキュリティ診断の方法を紹介しました。
しかし、このskipfishは実際に利用してみると診断に時間がかかり、なかなか終了しません。
そこで、アクセスログ等でアクセス内容を確認してみると、延々と、膨大な辞書ファイル上のキーワードに対して、それらをファイル名としたURLのチェックをしていました。
このURLチェックは、実行時間を考えると現実的ではないので、下記のようなオプションで、このチェックを行わないようにすることができます。
./skipfish -LVY -W /dev/null -o admin http://www.suz-lab.com/
オプションは下記の通りです。
-L: do not auto-learn new keywords for the site
-V: do not update wordlist based on scan results
-Y: do not fuzz extensions in directory brute-force
-W wordlist: load an alternative wordlist (skipfish.wl)
(今回は辞書ファイルを使わないように /dev/null を指定しています)
これにより、キーワードによるURLチェックをスキップすることができ、
セキュリティ診断を短時間で実施することが可能です。
ディレクトリ数が少ないサイトならいいのですが。