前提:以下の内容はext3ファイルシステムを前提としたお話です。
[ジャーナルを利用したメタデータの修復]
- fsckコマンドは、デフォルトではジャーナルを利用したメタデータの修復のみを行う。
→そんなに時間はかからない。 - Linuxサーバ起動時は自動的にfsckコマンドによるファイルシステムのチェックが実施される。(ジャーナルを利用したメタデータの修復のみ)
→通常の起動時にデフォルトで実施される。
[メタデータ領域の全検索]
-f
オプションを指定した場合- Mount countの値がMaximum mount count に達した場合
- Last checkedの日時からCheck intervalで指定された期間が経過した場合
サーバを立ち上げた時にfsckが走って、起動に思わぬ時間がかかってしまうことがたまにあると思います。
それを回避するためには上記のMaximum mount count とCheck intervalの値を無効(0)にしてしまいましょう。
*オプションパラメータの確認
tune2fs -l /dev/sda3
*Maximum mount countの無効化
tune2fs -c 0 /dev/sda3
*Check intervalの無効化
tune2fs -i 0 /dev/sda3