生成AIの画像分析の機能と、画像からHTML&CSSのコードを生成する機能を利用して、どれくらいの精度のHTMLページが生成できるか検証してみました。

画面イメージを準備

最近、設計の作業でこんな感じの画面イメージ(ワイヤーフレーム)をよく作成します。
今回は ChatGPT-4o と Claude 3.5 Sonnet を利用して、この画面イメージからHTMLを生成してもらいます。

HTMLを生成

画面イメージをアップロードして、以下のようなプロンプトを入力します。

この画像をもとにHTMLコードを生成してください。
概要:この画像は、従業員管理システムの一覧画面のイメージです。
デザイン:CSSを利用して、全体をモダンなイメージにする。
フォームの幅は、最大1000pxとする。


Claude 3.5 Sonnet で生成しているところ。数十秒でHTMLが生成されます。

ブラウザでHTMLを表示

ChatGPT-4o

Claude 3.5 Sonnet

修正依頼

画面イメージに近いHTMLを生成してくれた Claude 3.5 Sonnet に、HTMLの修正を依頼してみます。

ありがとうございます!
生成したHTMLの修正をお願いします。
名前と入力欄を横並びにしてください。
所属と選択のプルダウンを横並びにしてください。
検索結果のテーブルは文字を中央揃えにしてください。
メニューの背景と検索ボタン、編集ボタンの背景色は#3450a4にしてください。
条件クリアボタンの背景色は#b0c4deにしてください。
条件クリアボタンと検索ボタンの間は30pxあけてください。
ボタンは全て角丸にしてください。

修正結果がこちらです。
指示通りの修正をしてくれました。
チャット形式なので、生成したものに対して修正の指示ができるのが良いですね。

感想

レイアウトがイマイチな部分があり、まだこの画面をそのまま使おう!というレベルではありませんが、どちらもテキストやフォームの要素はしっかり反映されています。
一から手で書くより時短になるのでコーディングアシスタントとして活用できそうです。

これに似たページを作りたい、という参考のwebサイトがあるときは、スクリーンショットを取ってHTMLを生成するという使い方もできそうです。

※生成AIも色々ありますが、ビジネスにおいて利用する場合は、機密漏洩にならないように信頼できる有料のサービスを使いましょう。

出典・参考記事

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