S3にはWebsite機能というものがあるのですが、その機能を有効にすると
エラードキュメントを指定して使えるようになります。

例として、アクセスしたURLにコンテンツがない場合(404)や、
サイトにアクセス制限がかかっていたり(403)した場合は、エラードキュメントが表示されます。

最近気が付いたのですが、S3のWebsite機能で公開しているsuz-labサイトで、
コンテンツが存在しないURLにアクセスすると、エラードキュメントが表示されるのですが、
ステータスコードがどういうことか403(アクセス制限がかかっている状態)でした。
(404になると思っていたのですが…)

そこで、いろいろと調べてみると、AWS Management Consoleでバケットに対し、
下記のようなパーミッション設定をしていなかったので、403となっていました。

つまり、バケットのオブジェクトをリスト取得する権限が無いため、
コンテンツが存在しないURLに対してもアクセス制限がかかっていることになり、
403になっていました。

上記のパーミッションを設定すると、リスト取得のアクセス制限がなくなり、
実際にオブジェクトが存在するか確認することが可能で、存在しない場合は404になります。

どちらにせよ、同じエラードキュメントを表示してしまうので、
わかりにくいところではありますが、プログラムなどで、
ステータスコードを確認するような処理をする場合は注意が必要になります。

ちなみに、Website機能を利用していなくても、同様の挙動になります。
(エラードキュメントではなく、下記のようなXMLが表示されます)

【404の場合】

【403の場合】

こちらの記事はなかの人(suz-lab)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら