cloudpackエバンジェリストの吉田真吾(@yoshidashingo)です。
前回の続きで DB ReplicationパターンのMulti-Region版の話。
はじめはこんな構成
Cross-Region 構成のリードレプリカを作る
・マスターDB(Multi-AZ)のコンソール画面で「Instance Actions」から「Create Read Replica」を実行
次にリードレプリカをマスターに昇格させる
・アプリケーションを閉塞をさせる。
・リードレプリカ側のコンソール画面で「Instance Actions」から「Promote Read Replica」を実行
(やらなくてもいいけど)最後にマスター昇格したDBをMulti-AZ構成に変更する
・コンソール画面(元リードレプリカ)で「Instance Actions」から「Modify」を選択し、Multi-AZ配備を「yes」にして再起動
・アプリケーションの向いてるエンドポイントを新しいマスターDBに変更して、閉塞を解除する
アプリケーションのエンドポイント変更以外はすべてRDSの機能のみでできる。すごいですね。
注意点はRDSのエンジンはMySQL、バージョンは5.6以降でないと Cross-Region Read Replica が作成できない点です。
Cross-Region なパターン、日本だと地理的にあまり優位性もない
(アメリカだと国内のサービスを東海岸と西海岸でレプリカ構成にする需要があるのでしょうが)のでしょうが、
グローバルなDR構成かつ復旧時間の短縮には非常に優れた方法ではないでしょうか。
こちらの記事はなかの人(yoshidashingo)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら