cloudpackエバンジェリストの吉田真吾(@yoshidashingo)です。
AWSでのビジネスにおいて、AWS Partner Network に登録すると、さまざまなメリットを享受することができます。
以下、詳細は AWS Partner Network のページから参照下さい。
■パートナー種別
AWSのパートナーには大きく分けて下記の2種類があります。
- APN テクノロジーパートナー
- APN コンサルティングパートナー
■パートナー認定レベル(Tier)
APN テクノロジーパートナー と APN コンサルティングパートナー で要件に違いがありますが、APN コンサルティングパートナーを例に取ると、パートナーとしての要件を満たすのに大変な部分としては、おそらく「最低 AWS 請求額(3か月平均)」かもしれません。APN コンサルティングパートナーは、スタンダードが月1000ドル以上、アドバンストが月10000ドル以上と決められています。
■プレミアコンサルティングパートナー
AWS re:Invent で発表があった2014年のプレミアコンサルティングパートナーは以下です。5社対象外となり、10社が新規に対象になり、22社となりました。個人的に気になっているパートナーは こちらを参考に 注釈を加えておきます。
新規
- accenture
- Bulletproof
- Cloudnexa
- Cloudreach
- Control Group
- Infosys
- Slalom Consulting
- Smart421
- smartShift
- Oracle や SAP の移行、運用ツールが得意な会社
- Storm Reply
維持
- 2nd Watch
- ワークショップ
- 評価(技術、TCO、リスク)
- 戦略コンサル
- 設計、構築、マネージドサービス
- Aquilent
- クラウドを利用したモバイルやUX開発
- 政府や公共機関の要件に準拠
- ホスティングサービス
- Booz Allen Hamilton
- Capgemini
- SAPのソリューションが得意な会社
- cloudpack
- Cognizant
- Datapipe
- Datapipe Managed AWS というのがフルマネージドホスティング。レポートサービスや最適化サービスもやってる。CloudTrailパートナーでもある。
- cloudpackと内容ほぼ同じだが、Datapipe One Management Dashboard というダッシュボードが利用可能。企業などではこちらで担当者が操作できるもよう。
- AWS利用料+25%(最低1500ドル/月)
- 申込時にクレデンシャル情報を渡すみたいなので、エージェントレスな監視をやっているのだろうか。
- Tシャツやノベルティのセンス(RUN DMC)が最高。ちょっとエバンジェリスト募集してないか聞いてみたいくらい。
- Dedalus
- NRI
- コンサルやSIをやっている。自社でデータセンターもやっておりこちらのクラウド戦略は気になるところ。
- Razorfish
- Smartronix
- Wipro
残念ながら対象外となったパートナー
- 8k Miles
- Citytech
- CSS Corporation
- Full 360
- MarketShare
■APN コンピテンシーとは
APNの中でも、専門分野における強みをアピールするという点で、APN コンピテンシー というプログラムが始まってます。
当初はビッグデータとMSPのみだったことが日本語FAQから読み取れますが、現在はさらに SharePoint、Exchange、Oracle、SAP が追加されています。
http://aws.amazon.com/jp/partners/overview/apn-competencies/
月5000ドル以上の AWS 請求額が必要なことと合わせて、AWS 認定資格である AWS Certified Solutions Architect - Associate Level が3人以上いる必要があるという点にも注目です。
上記プレミアコンサルティングパートナーにおいても言えますが、非常に過当競争になってきた昨今、強みを組合わせてビジネスにしていくことが大切だと思います。(たとえば SharePoint と MSP のコンピテンシーを取得し、SharePoint をホストすることに強みがある。など)
こちらの記事はなかの人(yoshidashingo)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら