以前、@c9katayamaさんが、VPCでアベイラビリティゾーン越しにプライベートIPを共有するの記事でVPCのルーティングを変更することでAZをまたいだFloating IPパターンのようなフェイルオーバーを実現する方法を紹介してくれました。

上記のブログでは、ルーティングテーブルの変更を手動(AWS Management Console)で行なっていましたが、最終的にはHeatbeat(Pacemaker)等で自動化したいと考えるはずなので、ルーティングを変更するPHPスクリプトを作成してみました。

#!/usr/bin/php
require_once("/opt/aws/php/default/sdk.class.php");
define("TABLE", "rtb-6cd63105");
define("CIDR" , "0.0.0.0/0");
define("NAT"  , "i-c149d1c1");
$ec2 = new AmazonEC2(array(
  "key"    => "ACCESS KEY",
  "secret" => "SECRET KEY"
));
$ec2->set_region(AmazonEC2::REGION_APAC_NE1);
$response = $ec2->replace_route(TABLE, CIDR, array("InstanceId" => NAT));
if(!$response->isOK()) {
  error_log("[" . $response->body->Errors->Error->Code . "] " . $response->body->Errors->Error->Message);
  exit(1);
}
exit(0);
?>

これのポイントは、replace_route関数を使っているところになります。

下記のようにNATインスタンスが設定されている状態で上記のPHPスクリプトを実行します。

# ./replace-nat

そうすると、次のようにルーティング先のNATインスタンスが変更されていることがわかります。

Heartbeat(Pacemaker)でEIPの付け替えの記事と同じ要領で、Hearbeat(Pacemaker)と連動させることも容易にできるはずです。

こちらの記事はなかの人(suz-lab)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら