cloudpackエバンジェリストの吉田真吾 (@yoshidashingo)です。
Redshiftの「管理ツール」といえば、Redshiftの公式ドキュメントでも説明がされている SQL Workbench/J が有名ですが、今日はAginity Workbench Beta for Amazon Redshiftというツールを教えてもらったのでご紹介です。
ちなみにいまはまだWindows版で、しかもベータ提供ということのようです。
何ができるか
今までRedshiftの管理ツールとして使ってたSQL Workbench/Jに比べて以下のような機能差があるようです。
オブジェクトブラウザー | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
標準的なDBオブジェクトの閲覧(スキーマ,テーブル,カラムなど) | ○ | ○ |
複数DBの同時表示 | ○ | |
ユーザー定義関数の実行 | ○ | ○ |
Distribution columns | ○ | |
DBサイズ | ○ | |
オブジェクトのドラッグ&ドロップ | ○ | |
ユーザー定義によるオブジェクトフィルター | ○ | ○ |
アルファベットでのカラムのソート | ○ | ○ |
クエリーウィンドウ | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
スクリプト | ○ | ○ |
SQLのオートコンプリート | ○ | |
複数の結果セットの受信 | ○ | ○ |
アクティブなDB接続の切替 | ○ | |
ユーザー定義によるLIMIT(取得行数の制限) | ○ | ○ |
Named collapsible regions | ○ | |
複数のSQLエディタのタブ | ○ | ○ |
クエリの保存 | ○ | ○ |
印刷のしやすさ | ○ | ○ |
クエリ/クエリセットのメール送信 | ○ |
結果ウィンドウ | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
ソート | ○ | ○ |
フィルタ | ○ | ○ |
エクスポート | ○ | ○ |
コピー/ペースト | ○ | ○ |
ドラッグアンドドロップ | ○ | |
チャート | ○ | |
棒グラフ | ○ | |
グループ化と集約 | ○ |
SQL生成 | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
テーブルのSELECT, INSERT, UPDATE, DELETE | ○ | ○ |
DBへの完全なDDL | ○ | |
再配送 | ○ | |
Vacuum処理 | ○ | |
重複の検出 | ○ |
クエリの実行履歴 | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
ユーザー発行のクエリ履歴 | ○ | ○ |
サーバー発行のクエリ履歴 | ○ |
Query Analysis | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
EXPLAIN | ○ | |
クエリイテレータの実行詳細 | ○ |
テーブル解析 | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
テーブルサイズ | ○ | |
Vacuumの必要性 | ○ | |
Distribution/Data Skew | ○ |
Import/Export | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
ローカルファイルからのバルクインポート | ○ | |
ローカルファイルへのエクスポート | ○ | ○ |
S3バケットの組込み | ○ |
その他 | SQL Workbench/J | Aginity Workbench |
---|---|---|
Analyze Process Distribution | ○ | |
スキーマの比較 | ○ | ○ |
SSHコンソール | ○ | |
Reverse Engineer DB | ○ | |
コマンドラインから使う | ○ | ○ |
実行時パラメータ | ○ | |
カスタムコードスニペット | ○ | ○ |
負荷テストハーネス | ○ | |
Diffツールの組込み | ○ | |
自動アップデート診断&簡単インストール | ○ |
機能的には十分なほど多いですね。
1. ダウンロードしてみよう
2. インストールしてみよう
- 2-1. Next
- 2-2. 同意してNext
- 2-3. インストール場所を設定してNext
- 2-4. Next
- 2-5. インストール完了したらFinish
- 2-6. ライセンスウィンドウが立ち上がるのでデフォルトでNext
- 2-7. 必要な情報を入力してNext
- 2-8. インターネットに繋がってる場合はオンラインでライセンス認証を選んでFinish
- 2-9. OK
- 2-10. 受信したメールのURLをクリックする
- 2-11. 飛んだ先のサイトでパスワードを設定する
これで、サポートフォーラムへのログインなどができるようになりました。
3. Redshiftに接続してみる
- 3-1. ツールを起動するとライセンスウィンドウが出るが、ベータ版なので特に何もせず「×」か「キャンセル」押下
-
3-2. 接続ウィンドウが出てくる(あるいはメインウィンドウのメニューから「Connect」を押下)ので、「New」で新規のプロパティを作成し、以下を入力する
- Server: RedshiftのEndpoint
- User ID: Master Username(別のユーザーを作っている人はそちらでもOK)
- Password
- Database: 初期に作成したもの(別のデータベースも作成していればそちらでもOK)
- Port: 5439
- 3-3. 接続できた
20140921_aginity_017.png
画面を見ると分かりますが SQL Workbench/J より一画面での視認性がよさそうですね。ということで次回以降に SQL Workbench/J よりも優れている機能などを紹介してみたいと思います。
元記事はこちらです。
「Redshiftの管理ツール決定版か?Aginity Workbench Beta for Amazon Redshift (1) 」