memorycraftです。
VagrantはVirtual Boxという仮想環境のコマンドインターフェースのようなものです。
VirtualBoxをつかえば、手元に簡単にテスト環境を用意できます。
■VirtualBoxのインストール
VirtualBoxをダウンロードしてインストールします。
(Vagrantをgemではなく、パッケージインストーラの最新版から入れたらVirtualBoxの最新版に対応していました。)
インストーラなので、そのままインストールします。
■Vagrant のインストール
インストールが完了したら次はvagrant のインストールです。
vagrantは、最近のバージョンはGemではなくPackageインストーラでインストールします。
vagrantのインストールが完了したら、vagrantをつかって仮想環境をつくります。VirtualBoxでは仮想環境を固めたものをboxと呼ぶようです。
今回はCentOSのboxを追加します。各boxが、
に公開されているので、以下のようなコマンドでURLを追加します。
boxには名前をつける必要があるので、ここでは myfirstbox という名前をつけてみます。
$ vagrant box add myfirstbox https://github.com/2creatives/vagrant-centos/releases/download/v6.5.1/centos65-x86_64-20131205.box
これで、インストールが完了しました。
■仮想環境の起動
適当なディレクトリをつくって、vagrant initをすると、Vagrantfileが出来ます。
$ mkdir virtualbox $ cd virtualbox/ $ vagrant init $ ls -l total 16 -rw-r--r-- 1 memorycraft staff 4668 1 28 22:27 Vagrantfile
Vagrantfileを開いて、2点だけ修正します。
・box名を先ほどつけたmyfirstboxへ変更する
・ネットワーク設定をプライベートIPの192.168.33.10に設定する
IPは他のIPでも構いません
Vagrantfile
config.vm.box = "base" ↓ config.vm.box = "myfirstbox" #config.vm.network :private_network, ip: "192.168.33.10" ↓ config.vm.network :private_network, ip: "192.168.33.10"
これで起動の準備が整ったので、起動してみます。起動はvagrant upをつかいます。
起動のログ出力が正常に終わると、起動完了です。
$ vagrant up Bringing machine 'default' up with 'virtualbox' provider... [default] Importing base box 'myfirstbox'... [default] Matching MAC address for NAT networking... [default] Setting the name of the VM... [default] Clearing any previously set forwarded ports... [default] Clearing any previously set network interfaces... [default] Preparing network interfaces based on configuration... [default] Forwarding ports... [default] -- 22 => 2222 (adapter 1) [default] Booting VM... [default] Waiting for machine to boot. This may take a few minutes... [default] Machine booted and ready! [default] Configuring and enabling network interfaces... [default] Mounting shared folders... [default] -- /vagrant
起動した環境にsshログインしてみます。
$ vagrant ssh-config --host myfirstbox >> ~/.ssh/config
$ ssh myfirstbox [vagrant@vagrant-centos65 ~]$ [vagrant@vagrant-centos65 ~]$ pwd /home/vagrant [vagrant@vagrant-centos65 ~]$ ls -la total 24 drwx------. 3 vagrant vagrant 4096 Dec 5 14:18 . drwxr-xr-x. 3 root root 4096 Dec 5 14:18 .. -rw-r--r--. 1 vagrant vagrant 18 Jul 18 2013 .bash_logout -rw-r--r--. 1 vagrant vagrant 176 Jul 18 2013 .bash_profile -rw-r--r--. 1 vagrant vagrant 124 Jul 18 2013 .bashrc drwx------. 2 vagrant vagrant 4096 Dec 5 14:18 .ssh [vagrant@vagrant-centos65 ~]$
おお、入れました。
それでは、ここにhttpdをインストールしてWEBサーバーを立ちあげてみましょう。
$ sudo yum install -y httpd $ sudo /etc/init.d/httpd start
■確認
そしてブラウザで、さきほどVagrantFileに記述したIPにアクセスしてみます。
簡単にWEBサーバーが出来てしまいました。
これで他に開発環境とかもつくれてしまいますね。
以上です。
こちらの記事はなかの人(memorycraft)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら