cloudpackエバンジェリストの吉田真吾@yoshidashingo)です。

JAWS-UG 中央線支部 が発足すると聞いて勇んで参加してきました。
ボク自身、高円寺に少しゆかりがあって、学生のときには「みね(ラーメン屋)」に結構通ってたり(とにかく量がすごかった)、高円寺インディアのバターチキンカレーがオレ的カレーランキング1位だったり(いまのところ次点がチャンカレ)、元カノが古着屋で働いてたり、リズムのTONOさんの教えるスタジオに通ってたことがあったとかまあ、ほとんど10~15年前の記憶のまま止まっている街なのですが、コレを機に高円寺の情報をアップデートしていきたいところです。

当日のつぶやきまとめはこちら → JAWS-UG 中央線支部 第0回勉強会 JAWS-UG 中央線支部 第0回勉強会

○勉強会

■WebサービスStartUP向けスケーラブルな構成例 ADSJ 堀内さん
小さく始めて、サービスの成長に合わせてインフラをスケールしていくというスタートアップに最適なAWSの利用方法や、一時的なアクセス急増に対応する方法がご紹介されました。

■ヴァル研究所のAWS利用事例 ヴァル研究所 見川さん
見川さんからは、主に駅すぱあとWeb Serviceの歴史の紹介。当初オンプレ→heroku(+loggly,S3)→AWSと構成変更をしてきましたが、今年のエイプリルフールでアクセス過多になった際に、オンプレだけでなくAWS側を本格的に稼働して利用して非常に便利だったそうです。

■UserDataでEC2をより便利に マイニングブラウニー 得上さん(代役 堀内さん)

得上さんから、UserDataの活用方法についての話。
EC2はインスタンス初回起動(作成)時にUserDataを渡すことで、パラメータを渡したり、CloudInitを実行したり、シェルスクリプトを実行することが可能です。
また、インスタンス自身からUserDataを参照可能なコマンドや魔法のURL(http://169.254.169.254/)が用意されています。
これを利用すると、ミドルウェアがインストールされていないインスタンスを起動して、初回にApacheやMySQLやWordPressをインストールして設定を変更するといったことが簡単に自動化できます。どんどん活用していきましょう。

○AWSカルタ cloudpack 吉田

久しぶりにAWSカルタをやってみました。

※荒木さんの撮影した動画、盛り上がりが伝わってきますね。

作り方はこちらのエントリーに書いておいたので、ぜひぜひみなさん楽しんでみてください。→ AWSカルタの作り方 (v2.1版)

あと個人的には次回も中央線支部でAWSカルタがやりたいなーとか。次はアイスブレイクのために開始早々からやりたいなーとか。

○LT

■ログ解析をあきらめない ADSJ 荒木さん

ログファイルのライフサイクルとして、「生成」「収集」「集計」がありますが、生成はアプリやミドルからの出力、収集はfluentdでS3へ、というのがいまや一般的に実装されています。簡単ですからね。
ところが、集計(解析)となるとみなさん試行錯誤の連続であり、AWSにも小規模から大規模までシームレスに利用できるソリューション(Redshiftだったり、EMR+RDSだったり組合せは多数)がありますが、まず簡単に始められるサービスとして、splunkやsumologicを使ってみるのもいいかも、という話。
sumologicを例に、使い方の解説がありました。
ダッシュボードから操作ができ、コレクタというものを指定するとログを読んで、さらに条件指定をしていくことで、さまざまな集計値を算出して可視化することができます。

■別の角度から AWS を眺めてみた話 ヴァル研究所 田辺さん
ヴァル研究所で駅すぱあとWeb Serviceを開発している田辺さんからは、AWSを利用することで「インフラへの投資なし」でコストを削減し、デリバリーのリードタイムを減らし、コストを圧縮して粗利を増やしましょうという話をされました。

■Redshift Compression encodings ALBERT 池内さん
池内さんからは、Redshiftの圧縮アルゴリズムについての紹介。
カラム毎に、複数の圧縮方法から選択して圧縮することができます。また圧縮しないほうが効率がよいという場合もありえます。
圧縮アルゴリズム自体はカラムナーDBだから特別な方式があるということでもありませんので、一度全てのパターンを眺めておくとよいと思います、また、Analyzerに圧縮方法のアナライズをさせると推薦結果が表示されるのでこちらを参考にするのもよいと思います。

■JAWS FESTA Kansai 2013 へのお誘い cloudpack 吉田

※内山さんTLより

9/28(土)に京セラドームで行う、JAWS-UGの全国イベントへのお誘いです。
参加者もモデレーターも企業サポーターもどしどし募集中です。
参加者はいい感じで半数を超えてる!て感じですが、相乗りしてくれているコミュニティの皆さんの登録も多いので、JAWS-UGの皆さんも頑張って盛り上げていきましょう。
複数のコミュニティと一度に交流できる、普段はあまりない機会ですので、個人レベルでもビジネスレベルでも補完し合えて、相当のシナジー効果が期待できますよ。

○懇親会

いわゆる懇親会参加率(公共交通機関で来てる参加者のうち、懇親会に参加する人の割合)の高さが、高円寺のアットホームさを表しているんじゃないかなと感じました。

※堀内さんFBより

※内山さんTLより

○支部運営について

中央線支部は、ヴァル研究所さんがAWS社内勉強会を行っていたものをパブリックにして、コアメンバーも参加者も近所の人たちに手伝ってもらってやろうという形になったわけでスタートしたようです。
今回の参加者の3割くらいがJAWS-UG自体に初参加だという点で、一定の効果がありそうですし、コアメンバー参画の呼びかけに、外部から結構参加してくれることになったり、ヴァル研究所のメンバー皆さんのAWSに対する情熱も相当あり、面白い支部になりそうだなと感じましたね。
今のところ順調ですが、都内で言うと「JAWS-UG東京」がそもそもあるので、支部運営のガイドライン的なものを、JAWS-UG全体で大枠として持っておきたい時期にはなってきたかな、という印象です。

こちらの記事はなかの人(yoshidashingo)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら