こんにちは、cloudpack の @dz_こと大平かづみです。
Prologue – はじめに
機会をいただきまして、「第4回 ICTトラブルシューティングコンテスト」を見学させていただきました。
「DMM.COM LABO ツチノコ杯 第4回 ICTトラブルシューティングコンテスト」
このコンテストは、ネットワークやサーバ、ネットワークセキュリティを中心としたトラブルシューティングのガチンコ勝負です。
普段クラウドを扱う際は、L1やL2などのレイヤについてほとんど意識せずに扱えます。とはいえ、クラウドは、ハードウェアのネットワークの上で、さらにそれを模倣したソフ)トウェアのネットワークの上で動いているのです。また、クラウドでも AWS Direct Connectや、 Azure ExpressRouteなどハードウェアのネットワークとの接続を行うサービスもありますので、ネットワークは押さえておくべき大事な基礎なのです。
そんなネットワークを学んだ学生たち15チームが、力を合わせトラブルに立ち向かい、腕を磨きあった様子をお届けします。
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ICTSC4 第1日目
さて、コンテスト初日。
出題傾向 や内容を拝見した私ですが、すみません、プログラマの私にはちんぷんかんぷんでした… お恥ずかしい… 分野が異なるとこうも手も足も出なくなるのですね。これを解ける皆さまをただただ尊敬の眼差しで見ておりました。
出題に取り組む各チーム。
全体を通して感心したのは、トラブルシューティングにあたる皆さまの様子です。納期の迫ったプログラマの殺気のこもった(笑)ものではなく、冷静に集中して問題解決に取り組む姿でした。
お昼休憩の様子
お腹満たして午後の戦いに備えます。笑顔で談笑しているチームが多く、なごやかムードでした♪
ここでひとつ、感心したのは、運営の手際の良さです。
社会人のコミュニティ運営でもここまで徹底してできているところは、なかなかありません。
懇親会の様子
第1日目の夕方からは、懇親会です。
なんと、お寿司屋さん出張形態です!
他にもピザなどあったんですが、人だかりができていました(笑)
ちなみに、お寿司握るの手伝ってと言われましたが、私にはネットワーク以上に無理と思われますので、お断りさせていただきました(笑)
チーム紹介
枚数が多いので、こちらで掲載します。 → https://sway.com/zWaCzmQZL1xLaKL8
LT大会
LT大会の一部の様子です。(大人の方のLTは割愛しますw)
LT一番手は運営の方。トラコンサーバー作るのは大変というお話。
この方、司会がお上手でした!
東北電子専門学校の方は、自校で開催する技術の大会について紹介くださいました。(写真なくてすみません。)
大好きな archLinux について語るLT!
こんな感じで、大人LTも交えて、それぞれがそれぞれのLTを楽しんで発表されていました!
ICTSC4 第2日目
都合により、協賛企業セミナーから見学を再開しました。
協賛起業セミナー
各スポンサーの皆さまのセミナーも拝聴させていただきました。すでに社会人の私にとっても、非常に有用なものでした。
その中で印象に残ったスライドです。
仕事をしていく中で、あるあるであったり、改めて気づかされる内容でした。
また、弊社 @kazumihirose廣瀬さんのセミナーも。
技術がどこに活かされているのかについて導入事例を交えて紹介し、面白さややりがいが伝わったかと思います!
質疑応答では、学生さんからの質問に壇上から降りて回答する廣瀬さん。
表彰式
TSJ賞
まず最初に発表されたのは、TSJ賞です。
TSJというのは、The Showdown in Japanプロジェクトの略で、海外から学生を”招聘し国内外問わず切磋琢磨してもらおうというプロジェクトです。
このTSJ参加チームの中で最も優秀だったチームに送られるTSJ賞。それを手にしたのは、「Hanoi University of Science and Technology (Vietnam)」チームでした!
(写真はすみません、私が壇上にいた都合で撮れませんでした…)
優勝、準優勝
そして、全体としての表彰です。
まず、準優勝は「関西大学大学院」の皆さんでした!
そして、最後に輝く優勝は!「日本工学院八王子専門学校」の皆さんでした!
なんとですね、優勝と準優勝は同点だったそうです。回答の内容、スピードなどを総合的に判断し、優勝が決まりました。運営側も驚く良い勝負だったとのことです。
また、僅差で第3位に続いていたのは、TSJ賞の Hanoi University of Science and Technology チームであったとのことです。
全体として優秀なチームが多かったようで、運営の皆さまもとても嬉しそうな表情でした。
講評
講評では、全体としてよく健闘していたとのことです。
特に驚いたのは、どの問題も、少なくともどこか1つのチームが正解していたということです。
まだ学びの途中である彼らではありますが、力を合わせれば、難関も乗り越えられる。彼らの底力と未来への期待を感じました。
運営の皆さまのご活躍
最後になりましたが、今回コンテスト参加者の皆さまの他に、もう一つ、とても感心したことがありました。
それは、運営の皆さまの 運営スキル です。
手際のよさ、気配り、事前の計画性のよさがひしひしと伝わってきます。
また、運営メンバーの控え室では、コンテスト参加メンバーの試行錯誤の裏で、採点のためその一部始終を見届けていました。また、出題ではない “トラブル” 発生に備えフォローしている姿も。
みなさん、出題のための “トラブルを仕込んだ” インフラを前日までに作り上げており、その苦労は表に出ないところではありますが、お見事でした。感嘆しました。疲労が見える中でも、いきいきとこのコンテストを支えていた彼らに脱帽です。
そして、なんと、この運営メンバーは皆学生さんなのでした。
技術的なスキルも人としてのスキルもすでに高い方々です。社会に出てからのご活躍が目にみえるようでした。
Epilogue – おわりに
スポンサードからのお手伝い要員として参加した「第4回 ICTトラブルシューティングコンテスト」、お手伝い以上に自分自身に実りのあるものとなりました。
仕事の分野は異なるとはいえ、彼らの勢いと向上心に負けることなく、自身を磨き続けなければ追い越される!という良い刺激をいただきました。
改めて、コンテストで健闘された皆さま、運営の皆さま、お疲れさまでした!!