前回で、SUZ-LAB AMI(CentOS 5.6)にOracle Clientをインストールする下準備のところまで行いましたので、実際にインストールをしてみたいと思います。
まずはじめに、インストール用のユーザーとディレクトリを作成します。
# # "linux_11gR2_client.zip"解凍のため # yum -y install unzip # # "Oracle Client"インストール用 # adduser oracle # # ORACLE_BASEを作成 # mkdir /opt/oracle # chown oracle.oracle /opt/oracle # # oracleユーザーで"/opt/oracle/src"に移動 # su - oracle $ mkdir /opt/oracle/src $ cd /opt/oracle/src
そして作成したディレクトリ(/opt/oracle/src)に、Oracle Database 11g Release 2 Client (11.2.0.1.0) for Linux x86をダウンロードし、レスポンスファイルを調整します。
$ # "linux_11gR2_client.zip"を解凍 $ ls linux_11gR2_client.zip $ unzip linux_11gR2_client.zip $ # レスポンスファイルの調整 $ cd client/response $ vi client_install.rsp ... ORACLE_HOSTNAME=localhost.localdomain UNIX_GROUP_NAME=oracle INVENTORY_LOCATION=/home/oracle/inventory SELECTED_LANGUAGES=ja,en ORACLE_HOME=/opt/oracle/product/11.2 ORACLE_BASE=/opt/oracle oracle.install.client.installType=Administrator ...
上記のレスポンスファイルでインストールを行いますが、プロンプトはすぐに返ってきてバックグラウンドでインストールされるので注意です。
$ # レスポンスファイルでのインストール $ cd /opt/oracle/src/client $ ./runInstaller -silent -responseFile /opt/oracle/src/client/response/client_install.rsp Oracle Universal Installerを起動中です... 一時領域の確認中: 80MBを超えている必要があります. 実際 5131MB 問題なし スワップ領域の確認中: 150MBを超えている必要があります. 実際 2047MB 問題なし Oracle Universal Installerの起動を準備中 /tmp/OraInstall2011-06-29_10-09-16PM. お待ちください... このインストール・セッションのログは次の場所にあります: /home/oracle/inventory/logs/installActions2011-06-29_10-09-16PM.log 次の構成スクリプトは、rootユーザーとして実行する必要があります。 #!/bin/sh #実行するrootスクリプト /home/oracle/inventory/orainstRoot.sh /opt/oracle/product/11.2/root.sh 構成スクリプトを実行するには、次のようにします: 1. ターミナル・ウィンドウを開きます 2. rootとしてログインします 3. スクリプトを実行します 4. このウィンドウに戻り、[Enter]キーを押して続行します Successfully Setup Software.
最後にrootで、上記メッセージにあるようなコマンドを実行すれば完了です。
$ # "root"での処理 $ exit # /home/oracle/inventory/orainstRoot.sh 権限を変更中 /home/oracle/inventory. グループの読取り/書込み権限を追加中。 全ユーザーの読取り/書込み/実行権限を削除中。 グループ名の変更 /home/oracle/inventory 宛先 oracle. スクリプトの実行が完了しました。 # /opt/oracle/product/11.2/root.sh Check /opt/oracle/product/11.2/install/root_ip-10-146-157-117_2011-06-29_22-19-28.log for the output of root script