Instant Clientにはexp/impコマンドがありません。
そのため一番簡単なのは、東京リージョンであれば、Oracleデータベースが既にインストールされている下記のようなAMIからインスタンスを起動して、そのインスタンスにエクスポートしたダンプファイルを転送し、そこからインポートする方法になると思います。
AMI ID: ami-d8dd77d9
AMI Name: Oracle Database 11gR1 x86_64 – OVM
具体的な方法を下記に記述します。 まずはじめに、上記のインスタンスにログイン後、下記のようにOracleユーザーになり、環境変数を設定します。
# su - oracle $ export ORACLE_HOME=/u01/app/oracle/product/11.1.0/db_1 $ export PATH=$PATH:$ORACLE_HOME/bin $ export NLS_LANG=Japanese_Japan.AL32UTF8
そして次に、接続確認をします。
この時に、インスタンスが所属するセキュリティグループからOracle RDSのセキュリティグループへアクセス出来るように設定する必要があります。
$ sqlplus suzlab/suzlab123@suzlab.xxxxxxxxxxxx.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com:1521/suzlab SQL*Plus: Release 11.1.0.6.0 - Production on 火 6月 14 21:33:40 2011 Copyright (c) 1982, 2007, Oracle. All rights reserved. Oracle Database 11g Release 11.2.0.2.0 - 64bit Production に接続されました。 SQL> exit Oracle Database 11g Release 11.2.0.2.0 - 64bit Productionとの接続が切断されました。
接続確認をすることができたら、エクスポートしてみます。
$ exp suzlab/suzlab123@suzlab.xxxxxxxxxxxx.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com:1521/suzlab file=/tmp/suzlab.dump Export: Release 11.1.0.6.0 - Production on 火 6月 14 21:34:30 2011 Copyright (c) 1982, 2007, Oracle. All rights reserved. 接続先: Oracle Database 11g Release 11.2.0.2.0 - 64bit Production AL32UTF8キャラクタ・セットおよびAL16UTF16 NCHARキャラクタ・セットでエクスポートを実行します 指定されたユーザーをエクスポートします... . プリスキーマ・プロシージャ型オブジェクトとアクションをエクスポート中 . ユーザーSUZLABの外部関数ライブラリ名をエクスポート中 . PUBLICタイプのシノニムをエクスポート中 . プライベート・タイプのシノニムをエクスポート中 . ユーザーSUZLABのオブジェクト型定義をエクスポート中 SUZLABのオブジェクトをエクスポートします... . データベース・リンクをエクスポート中 . 順序番号をエクスポート中 . クラスタ定義をエクスポート中 . SUZLABの表をエクスポートします... 従来型パス経由... . シノニムをエクスポート中 . ビューをエクスポート中 . ストアド・プロシージャをエクスポート中 . 演算子をエクスポート中 . 参照整合性制約をエクスポート中 . トリガーをエクスポート中 . 索引タイプをエクスポート中 . ビットマップ、ファンクションおよび拡張可能索引をエクスポート中 . ポスト可能なアクションをエクスポート中 . マテリアライズド・ビューをエクスポート中 . スナップショット・ログをエクスポート中 . ジョブ・キューをエクスポート中 . リフレッシュ・グループと子をエクスポート中 . ディメンションをエクスポート中 . ポストスキーマ・プロシージャ型オブジェクトとアクションをエクスポート中 . 統計をエクスポート中 エクスポートは警告なしで正常終了しました。
そして今度は、エクスポートしたダンプファイルのインポート試みます。
$ imp suzlab/suzlab123@suzlab.xxxxxxxxxxxx.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com:1521/suzlab file=/tmp/suzlab.dump full=y Import: Release 11.1.0.6.0 - Production on 火 6月 14 21:35:10 2011 Copyright (c) 1982, 2007, Oracle. All rights reserved. 接続先: Oracle Database 11g Release 11.2.0.2.0 - 64bit Production エクスポート・ファイルはEXPORT:V11.01.00によって従来型パス経由で作成されました AL32UTF8キャラクタ・セットおよびAL16UTF16 NCHARキャラクタ・セットでインポートを実行します . SUZLABのオブジェクトをSUZLABにインポートしています インポートは警告なしで正常終了しました。
以上で、Oracle RDSにデータをインポートする準備ができました。