cloudpackエバンジェリストの吉田真吾(@yoshidashingo)です。
2013.5.30 .kitchen Deep Talks vol.1というUstream中継するイベントに、@ryuzee さん、横田さん、大瀧さん、都元さん、植木さんと参加してきました。本イベント録画されています。当日見れなかった人は是非見てみて下さい。
内容ですが、自称ネット監視員の @urasoko さんが、流れに沿ったネタを事前にたくさん用意しておいて下さったこともよかったです。
※クリエーションライン代表安田さんのFacebookに上がっている写真より
個人的に色々と勉強になりましたが、3点だけ簡単にメモを残しておきたいと思います。
- クラウド時代の運用・保守についての話
- クラスメソッドさんのブログ戦略
- Chef の活用現場
○クラウド時代の運用・保守についての話
クラウド時代の運用・保守について、まだよく分からないことも多いのですが、こんなことを最近考えていました。
■バッチのクリティカルパスを見ながらインフラを追加できる、フルマネージドなクラウド専門MSP
あったらイイなというレベルですが、夜間に数万ジョブ流す基幹系のバッチフレームでは時々シミュレーションを実施し、クリティカルパス上の処理のチューニングをして、また別のところにクリティカルパスが移動したらそちらでもチューニングして という感じでピンポイントに追っているんですが、クラウドを使ってインフラをオンデマンドに調達できるならば、クリティカルパス上の処理が想定時刻までに終了できていなければ、後続の処理をスケールアウトして処理させて巻き返しを図るとか (それ向けにアプリを実装しておく必要がありますが)、そういうサービスを提供できるMSP事業者が現れたらいいなと考えているところです。 もちろん、可能な限りアーキテクチャレベルでそれに応えられる方がいいというのは当然なんですが。
また、例えばデータセンター同士を合併し、運用保守の方式を統合したいなんてとき、互いによいところを残して統合するかとか、 クラウドサービスをベンダーに固定されず同様の方式で透過的に運用したりということをどうやったらできるかな?と試行錯誤している中で、RightScale や Splunkといったものを評価したいと思っています。
■この世からバッチをなくせばいいじゃないか
そんな話をしていたら @ryuzee さんから、そもそもオンラインのリソースを食い合わないという理由でバッチ処理に回してる処理も多く、 バッチ処理をなくしてしまえば、毎朝バッチフレームが終わっているかドキドキせずに済むんじゃないかという話がありました。 これは理想としては非常に正しいと思います。
■そうは言ってもバッチはなくならない
ただし、外部システムから連携されるファイルをトリガーにして動作するとか、締め処理を行って翌朝には変換後のデータを外部に連携するジョブとか、 そもそもオンラインのリソース関係なく必要なバッチ処理もあるので、単純に全てのバッチはなくせないと思います。ですが、世間がバッチレス方向に動くにしても、 その移行期にはそういう事業者がいても良いだろうなとは思っています。大規模な基幹システムをクラウドに移行するにあたって、インフラとアプリを両方同時に ドラスティックに替えるとこなんてないと思うんですね。今回のマイグレーションはインフラをクラウド化してアプリはイジらず、次回の移行でインフラは 変更せずアプリを変更しようといった段階的な移行になると思っています。
○クラスメソッドさんのブログ戦略
お金で釣ろうとしても続かないとのこと。一部の人は、ブログを書くことが業務日報のようになっているとのことでした。
○Chef の活用現場
今のところ、cloudpack でどう活用していくか見えていません。
・コミュニティクックブックや大作クックブックは使わなくてもいいんじゃないか。
・自分で書けるのではないか。
・ただしリファレンスとして中身に目を通してみると非常に勉強になるらしい。
以上です。乱文で恐縮ですが、次回以降も非常に楽しみとなる勉強会ですので、次回はみなさんも是非参加してみてください。
こちらの記事はなかの人(yoshidashingo)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら