cloudpackエバンジェリストの吉田真吾@yoshidashingo)です。

2013/5/17(金)東京・茅場町にあるコワーキングスペース「Co-Edo」とバー「coal-black Tokyo」において、
cloudpack Night #6 – re:Generate –を開催いたしました。

○Co-Edoで勉強会

■Amazon SWF – Deep Live! – マイニングブラウニー 得上竜一さん
参加者のマシンに楽器の割当てを行い、MIDI音源を流し込むことで、オーケストラとしてオーケストレーションする
というデモをして下さいました。

完成したら、re:Invent に持って行くと仰っていました。皆さん、是非応援しましょう!

■AWS上でのPuppetの活用 クックパッド 菅原元気さん
大規模WebサイトであるクックパッドがAWSを活用していることは広く知られてますが、内部でインフラの構成管理、
サーバー構築作業などはどのようにしているのかという点について、惜しげもなく披露していただきました。

基本的に設定ファイル等のリポジトリは GitHub Enterprise で管理しているそうです。また、サーバー構築時は、
Base AMIを起動してec2-initという処理でネットワーク設定~ミドルウェアのインストールまで行い、その後Puppetで
ノードごとにタグ情報を使って構築するそうです。この辺りのノウハウは運用保守もやっているcloudpackとしては
非常に気になるところです。

■こんなパフォーマンス話めったにしないんだからねっ ADSJ 荒木さん
普段は聞けないようなパフォーマンスの話。

※詳細は別途記載します。

■CDP2.0への野望 ADSJ 玉川さん 片山さん cloudpack 鈴木さん
AWSクラウドデザインパターンも新パターンの候補が増えてきました。そこで途中経過も含めて、みなさんに意見を
聞いてみようというセッションでした。AWSクラウドデザインパターンのWikiに「CDP2.0候補」セクションとして
まとめてあります。今回の投票結果を参考にしたうえで、さらに2.0に向けた活動を盛り上げていきたいですね。

新パターンを思いついたからCDP候補としてWikiに記載したいという方は、TwitterかFBで片山(@c9katayama)さん
に頼んで編集権限をもらってください。

■おわび
当日Ustreamの中継を楽しみにして下さった皆さま。配信がうまく行かず申し訳ありませんでした。
次回は LiveShell+有線LAN でキレイに配信します!

○懇親会で LT & DJ !

■Behind the scenes of ダイレクトインポートサービス cloudpack @yoshidashingo
直前に AWS Direct Connect を使って、外付けHDDのデータをS3に格納する作業を試してきた結果です。
現在こちら側のルーターが100Mbpsのもののため、実測80Mbpsの速度となっており、また速度が非常に安定している
ため、1Gbpsのルーターに入れ替えれば、800Mbps以上出るのではないかと思ってます。
結果はあらためてお知らせしたいと思います。

■AWSインフラから現場AWSプログラマー初心者に、最初にアドバイスすべき5つのこと @angelndxp
スタートアップのAWSインフラ支援を行うことが多い多賀さんによる、プログラマーに最初にアドバイスすべき
5つのこと。現場ですぐに使えるノウハウです。

■Custom Non-RDS Multi-AZ Mysql Replication @ijin
RDSを使わないMulti-AZということで、MHAを使ったMySQLのHA構成。セルフマネージドでの利点は、
ストレージエンジンが自由に選べたり、インスタンスタイプを自由に選択できたり、RDSより速いフェイルオーバーが
実現できたり、フェイルオーバーした先のバッファプールにキャッシュを乗せておけたりするなどといった点です。
フェイルオーバーにかかるリードタイムがたった20secだなんて、思わず唸らざるを得ないですね。

■EC2でkeepalived+LVS(DSR) @sgwr_dts
keepaliveとユニキャストでLVSが使えるんじゃないか?という話で検証してみた話。
最後にして、これまでのディープなプレゼンやLTを根こそぎ持っていった感があるほど盛り上がりました!

■Startup Weekend TOKYOで優勝した「SHAKIN’」のデモ
5/10(金)-12(日)に行われた Startup Weekend TOKYO で優勝したSHAKIN’というサービスのデモ。
クラブで、レイブで、盛り上がったときにスマホアプリを振ることでヒートマップ的に文字通り地図に重畳することで
「あのクラブ、あのステージ盛り上がってるなー!」という情報が可視化できるサービスです。
AWSのインフラで支援できるなら、積極的に応援していきたいと思っています。

○次回の cloudpack Night は8月に開催予定です
毎回参加者が順調に増えてるこの勉強会、cloudpackの名前はついてますが、要はコアなAWSユーザーが集まって技術
自慢をできるイベントであればよいと思ってます。今回ご参加いただいた皆さんも、参加したことのない皆さんも、
また次回を楽しみにしていただき、プレゼン/LT/DJプレイリストの準備を行っていただければ幸いです。

こちらの記事はなかの人(yoshidashingo)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら