AWSのStorageGatewayを利用する際、パフォーマンスの見積もりが実運用と合わず、最初に設定した
バッファストレージやキャッシュストレージの容量が足りないというケースが想定されます。

下記、公式ドキュメントより

○Adding and Removing Upload Buffer Capacity (Gateway-Cached)

You can add more buffer capacity to your gateway without interrupting existing gateway functions. Note that when you add more upload buffer capacity, you do so with the gateway VM powered on; however, when you reduce the amount of upload buffer capacity, you must first power off the VM.

既存のゲートウェイ機能を中断せずにバッファ容量を追加することができます。
アップロードバッファ容量を追加する時は、ゲートウェイVMが起動中に行えますが容量を減らす場合は、
まずVMをシャットダウンしておく必要があります。

As your application needs change and you add more storage volume capacity, you will might need to increase the gateway’s upload buffer capacity. You can add more buffer capacity using the AWS Storage Gateway API (see AddUploadBuffer) or the AWS Storage Gateway console.

アプリケーションの変更に応じてストレージ容量を追加すると、アップロードバッファ容量も増やす必要が
出てきます。
APIかAWSコンソールからバッファ容量を増やすことができます。

○Adding Cache Storage (Gateway-Cached)

You can add more cache storage to your gateway without interrupting existing gateway functions and with the gateway VM powered on

既存のゲートウェイ機能を中断せずに起動したままキャッシュ容量を追加することができます。

You can add more cache storage using the AWS Storage Gateway API (see AddCache) or the AWS Storage Gateway console.

APIかAWSコンソールからバッファ容量を増やすことができます。

Removing a disk allocated as cache storage is currently not supported.

キャッシュストレージの取り外しは現時点ではサポートされていません。

上記記述より、稼働中にバッファやキャッシュを追加することができます。
しかし、WEBシステムなどで利用しており後々アクセスが下がってきた場合、キャッシュボリュームは
減らせないため、料金的にリスクがありそうです。
長期的に考えると増やす時は必要な分のみにする、というのが良さそうです。

では、実際に試してみます。

○キャッシュ、バッファの追加

今回はゲートウェイインスタンス(EC2)で試してみます。
以下の様な既存のゲートウェイインスタンスがあるとします。

「Gateway」タブの「Configure Local Storage」を見ると、アップロードバッファに10GBのボリュームが
適用されているのがわかります。
また、キャッシュボリュームは20GBです。

ここで、ゲートウェイインスタンスにさらにアップロードバッファ用に10GB、キャッシュ用に20GBのボリュームを
用意しアタッチします。

StorageGatewayの画面で、再び「Gateway」タブの「Configure Local Storage」をクリックします。

そうすると、新しいディスクが認識され、バッファ用かキャッシュ用かを選択できるようになっています。
ここでは既存と同様、バッファ10GB、キャッシュ20GBとします。
「Save」ボタンを押すと、すぐに適用され、以下の画面でもバッファが20GBになっていることがわかります。

○ バッファの削除

それでは、バッファを削除します。
削除する場合はシャットダウンが必要です。
「Gateway」タブの「Shut Down」をクリック、コンソールをリロードして以下の画面になるまで待ちます。

上のような画面になったら、先ほど追加したバッファ用の10GBをデタッチします。

ディスクステータスが「Available」になったらStorageGateway画面に戻り、先ほどの「Restart」ボタンを
クリックします。
しばらくして、Gatewayが「Available」になったら「Gateway」タブの「Configure Local Storage」で
ストレージを見てみると、下記のように無事バッファボリュームを減らすことができました。

これと同じようにキャッシュボリュームを減らそうとすると、Gatewayが「IRRECOVERABLE」という
恐いステータスになってしまい、ボリュームが壊れてしまうようです。
そのため、停止中でもキャッシュボリュームはデタッチしてはいけません。
その際はサポートの対応を待ちましょう。

こちらの記事はなかの人(memorycraft)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら