◎はじめに
- Amazon EC2 Container Service (ECS)ってなんじゃらほい?
というわけでざっくり調べてみたところ、Dockerコンテナを管理するものとのこと。
『えっ、、Dockerってクジラさんのアイコンのヤツでしょ。VMの一つの。。』
とまたまたITリテラシーの低さを露呈した私、
ECSを触る前にまずDockerを理解する必要が出てきました。
1. Dockerとは
Docker(ドッカー)はソフトウェアコンテナ内のアプリケーションのデプロイメントを自動化するオープンソースソフトウェアである。
Linuxカーネルにおける「libcontainer」と呼ばれるLinuxコンテナ技術とaufsのような特殊なファイルシステムを利用してコンテナ型の仮想化を行う。
はい。まだよくわかりません。。コンテナってなんなのさ。。。
1-1. コンテナとは
■目的
- デプロイ作業を簡易にする
→ 開発環境をそのまま本番環境として利用できる
→ アプリケーション開発環境(ライブラリ、環境変数など)をまるごとパッケージングし本番環境にデプロイすることで環境に依存することがなくなる。
■仮想化との差異
タイプ | 概要 |
---|---|
仮想化 | 複数のオペレーティングシステムが単一のシステム(ゲストOS)で同時に実行できるようになる |
コンテナ | 同じオペレーティング・システム・カーネルを共有し、アプリケーションプロセスをシステムの他の部分から独立させる |
▽補足
- Hypervisor上に複数のOSを実行する仮想化は負荷が大きい。
一方、コンテナはホストOS、ライブラリを共有している。
そのため少ディスクかつ少メモリでビルドもデプロイも高速、オーバーヘッドも少ない。
それでいて仮想化のためプラットフォームやハードウェアからは隔離された環境となっている。
- 1コンテナ=1プロセス
▽参考サイト:
今からでも間に合うDockerの基礎。コンテナとは何か、Dockerfileとは何か。Docker Meetup Tokyo #2
1-2. 取り敢えず触ってみよう
■参考サイト
- 公式サイト
- Docker ドキュメント日本語化プロジェクト
http://docs.docker.jp/index.html
■環境
- 最新のAmazon linux AMIからlaunchしたインスタンスに導入してみました。
[ec2-user@mitzi_dev02 ~]$ uname -r 4.9.27-14.31.amzn1.x86_64
■余談
- amzn linuxへのインストール方法が公式サイト上で見つからなかったため、CentOSの手順でやってみたところ
ライブラリが足りないなどのエラーが多発し撃沈。。そこで上述の日本語化されたサイトを見たところAWS公式DocumentationのECSの項にDockerの説明・導入方法の記載がありました。親切ね
■インストールそしてHello World
・パッケージとパッケージキャッシュを更新 $ sudo yum update -y ・Dockerをインストール $ sudo yum install -y docker ・Dockerサービスを開始する $ sudo service docker start Starting cgconfig service: [ OK ] Starting docker: . [ OK ] ・ Dokerの環境情報表示でコマンド実行できることを確認 $ sudo docker info
・Hell world コンテナを実行 [ec2-user@mitzi_dev02 ~]$ docker run ubuntu:14.04 /bin/echo 'Hello world' docker: Got permission denied while trying to connect to the Docker daemon socket at unix:///var/run/docker.sock: Post http://%2Fvar%2Frun%2Fdocker.sock/v1.27/containers/create: dial unix /var/run/docker.sock: connect: permission denied. See 'docker run --help'. [ec2-user@mitzi_dev02 ~]$ sudo docker run ubuntu:14.04 /bin/echo 'Hello world' Unable to find image 'ubuntu:14.04' locally 14.04: Pulling from library/ubuntu 1d8592394ba1: Pull complete 01aa7f61ccd1: Pull complete 5dd2552a960e: Pull complete 7cbe941c5e3e: Pull complete 2549ecfb14c6: Pull complete Digest: sha256:30204139c6ab96ebd75d72f34db390f28c4decd5e563488b4e485bf979397b67 Status: Downloaded newer image for ubuntu:14.04 Hello world
公式サイトより、ここでやっていることの説明を引用
- docker run でコンテナを実行。
- ubuntu は実行するイメージです。この例では Ubuntu オペレーティング・システムのイメージです。イメージを指定したら、Docker はまずホスト上にイメージがあるかどうか確認します。イメージがローカルに存在していなければ、パブリック・イメージ・レジストリである Docker Hub からイメージを取得(pull)します。
- /bin/echo は新しいコンテナ内で実行するコマンドです。
コンテナを起動するとは、Docker が新しい Ubuntu 環境を作成し、その中で /bin/echo コマンドを実行し、その結果を出力します。
なんとなくイメージが湧いてきました。
ここでは簡単なコマンドを実行しただけですが、これを応用していくことで前述の目的を達成するんだろうな。という何となくなイメージが
とりあえず今回はココまでになります。
引き続きDockerを触ってゆき、その先にあるECSを使いこなせるようにしていきたく思います。