cloudpackエバンジェリストの吉田真吾@yoshidashingo)です。

本エントリは JAWS-UG Advent Calendar 2013 の2日目分です。

月日が経つのは早いもので、cloudpackのエバンジェリストになって一年近くが経ちます。

2013年1月から活動(別件フルコミットで入ってたので正式には4月から)して参りました。

今日は、JAWS-UG横浜支部の代表もしており、今年43回 JAWS-UG の支部を回った私から、僭越ながら「なぜ JAWS-UG は全国に40カ所以上も支部があり、週末になると最大5支部で勉強会が行われるくらい活発なのか」をひもとくヒントがご提示できればと思います。

なお、コミュニティは非常に複雑なものなので、私が以下に上げるものはその構成要素のほんの一部分だと思います。

エバンジェリストとしての活動(2013.1.13~2013.12.2現在)

とりいそぎ、私が1年間活動した実績は以下のような感じです。

  • プレゼン回数:73回(うちJAWS-UGで43回)
  • 延べ講演対象者数:2469名
  • 多分10kg以上は太った。

学んだ3つのこと

  • マネージャ選び
  • AWSの全面支援
  • 技術先導のコミュニティ

1. マネージャ選び

JAWS-UG の各支部の立ち上げるきっかけは主に以下の2種類です。

  • 自地域で支部を立ち上げたいとAWS側に申し出る
  • AWS側から、特定の地域ですでに技術コミュニティを運営している方にキックオフ会の主宰を働きかける

後者の場合はキックオフ会が行われ、キックオフ会の参加者の中で代表を選出する形式になっています。


私から見てこの支部は円滑に運営されそうだなと感じる支部のマネージャの特徴は以下の4点くらい。

  • AWSファンである(ギークである必要はない)
  • オープンマインドである
  • 人を巻き込むことにおそれがない
  • 企画や調整にある程度手間をかける覚悟がある

2. AWSの全面支援

キックオフ時に限らず、お願いすればエバンジェリストが毎回講演に来てくれるというのは、支部内で「地元事例」や「何か発表する人」が多くない場合に非常にありがたいことではないでしょうか。


3. 技術先導のコミュニティ

今のところは支部ごとのパブリックな勉強会および懇親会がコミュニティ活動の中心です。OSSとは違いコミッターのような存在はいませんが、ギークなネタを披露しているうちに支部の中のロックスターのような存在になっている方もたくさんいます。


AWSのリリース、アップデートが非常に多く、全部自分だけでは追いきれないので勉強会が開催されればとりいそぎキャッチアップのために集まろうということになりやすいのも、コミュニティ活動にはプラスに働いていると思います。


東京近辺では JAWS-UG のコミュニティ参加者と他のコミュニティの参加者は全く違うことが多いですが、地方では言語系のコミュニティもJAWS-UGもみんな一緒なんていうところもたくさんあります。


■一歩前へ

私がJAWS-UGの勉強会にはじめて参加したのは2012.3.3のJAWS SUMMIT 2012でした。AWS Elastic Beanstalk ハンズオンで、ボタン数クリックでWebアプリ実行環境ができ、DNS切替で環境をダイナミックに切替えられることに衝撃を受けたのを今でも覚えてます。そこから少しずつ活動にコミットしていたら、いつの間にかAWS一色な生活になっていました。


今年43回講演して、一番勉強になったのは自分自身でした。各支部でも、運営メンバーにコミットして色々と人前で話をすることが最短の勉強方法だと感じた方がたくさんいらっしゃると思います。興味のある方はぜひお近くのJAWS-UG支部の勉強会に参加し、可能な範囲で運営のお手伝いをしてみるといいと思います。いろんな情報が入ってくるようになると思いますよ。


さて、支部単位の勉強会以外にも「一歩前へ」行くための全国イベントが 2014/3/15(土)に新宿で開催されます。

JAWS DAYS 2014


■全国イベントって言ってもしょせん東京なんでしょ?とお嘆きのアナタ

地方のいくつかの支部では、前日3/14に、複数支部合同で勉強会が開催される予定です。さらにその際、着替えその他2泊3日くらいの備えを持参しておいて、土日の予定を空けておくと、面白い企画がアナタを待ってることは間違いないとかなんとか。


詳細は上記の公式サイトやTwitterハッシュタグ #jawsug を定期的にチェックしてみてください。




こちらの記事はなかの人(yoshidashingo)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら