はじめに

本記事は、1年程前に試した内容になります。
現在のUIから変更されている可能性がありますので、ご了承ください。

CloudFormerとは

既存のAWS環境のリソース情報からCloudFormationテンプレートを自動で作成してくれるツール。
現段階では正式なサービスではなくベータ版ですが、十分に使える機能のため使い方をご紹介します。

< 作業手順 >

1.実行環境の作成
2.各リソースの設定
3.テンプレートの作成
4.スタックの削除

■ 1. 実行環境の作成

まずは、CloudFormerの実行環境をCloudFormationで作成するという流れになります。

① CloudFormationのページから[スタックの作成]をクリック。

②[サンプルテンプレートの選択]でリストから「CloudFormer」を選択する。

③「スタック名」、「ユーザ名」、「パスワード」を設定する。
(ユーザ名・パスワードはあとで使います。)

④[次へ]で進んでいき、最後に[作成]をクリックします。

⑤ スタックが作成されるまで待ちます。
(私の場合は、5分30秒後に[CREATE_COMPLETE]となりました。)

(ちなみに、このスタックで作成されるリソースは以下の通りです)

■ 2. 各リソースの設定

ここからは、テンプレート化したい対象リソースを選択していきます。
ただ、CloudFormerではAWSの全てのリソースに対応している訳ではないので注意が必要です。

① 作成したスタックを選択し[出力]タブをクリックします。
 下記のようにURLの記載があるため、そちらをクリックします。

② 認証画面が表示されるので、(1-③で設定した)ユーザ名とパスワードを入力します。

③ ログイン後、CloudFormerトップ画面が表示されます。

④ あとは、画面に沿ってテンプレート化したいリソースを選択していきます。

・ Intro(テンプレートの説明など)

・ DNC(Route53の設定)

・ VPC (VPCの設定)

・ VPC Network(Subnet、IGW、VPNなどの設定)

・ VPC Security(NetworkACL、RouteTableの設定)

・ Network(ELB、EIP、ENI、CloudFrontの設定)

・ Managed Services(Auto Scaling、Elastic Beanstalk、OpsWorksの設定)

・ Managed Config(Auto Scaling、Elastic Beanstalk、OpsWorksの詳細な設定)

・ Compute(EC2 instanceなどの設定)

・ Storage(EBS、RDS、S3などの設定)

・ Storage Config(RDS Subnet Groupなどの設定)

・ App Services(SQS、SNS、Kinesisの設定)

・ Security(Security Groupなどの設定)

・ Operational(CloudTrailなどの設定)

・ Summary(確認画面)

3.テンプレートの作成

① 確認画面の後、S3のバケットを指定します。
 「Save Template」をクリックすると、S3にテンプレートが保存されます。

■ 4. スタックの削除

テンプレートの作成はこれで完了になります。
無駄な課金が発生してしまうのを防ぐため、作業後はCloudFormerスタックを削除しましょう。

参考

元記事はこちら

【AWS】CloudFormerの使い方