なぜブログを書くのか?

  • こんにちわ、新川です。私のささやかな目標は、技術ブログを検索して訪れたエンジニアが、ふと私が書いたコラムを読んでくれることです。そして、このコラムは、私の夢の一つである「世界から孤独なエンジニアが居なくなること」を実現するための小さな積み重ねです。
  • みなさんは、どうして理系のエンジニアが(寝る間を惜しんでも)ブログを書くと思いますか? 他の人よりも技術を知っているからでしょうか?、それとも誰よりも仕事ができる自信があるからでしょうか?
  • いいえ、全く違います。知らないから、知りたいのです。できないから、できるようになりたいのです。
  • エンジニアは見つけた解決策を残したい。そして、できるだけ多くの人に読んでもらいたい。理由は単純です。「やった、動いた!」そのわくわくを誰かと共有したいから。

ブログは商品、お客様は必ず見ている

  • 私は、ブログは商品だと考えています。PV (ページビュー)は結果であり、ユーザーが求めていることの表われです。なぜこの記事は人気があるのか?、人気がないのか? を考えます。ユーザーは、どんな記事を必要としているのか。私の書きたいことと、ユーザーが読みたい記事にはズレがあり、それはビジネスにとっても重要なキーワードになります。
  • 価値を高める方法は1つ、クオリティの高い記事を、できるだけ多く書くこと。例えるなら、ラーメン激戦区に出店したラーメン屋の気持ちであり、自分の持ち味を生かして地道に勝負する。厳しい世界だが、やりがいはある。

ハードな競争から離脱する

  • この10年で形あるプロダクトはコモディティ化されてしまいましたが、反対にクラウドによって、ITが提供する価値は無限に広がっています。私たちはクラウドエンジニアだからこそ、大量生産の技術ではなく、多種多様な価値を創造することができるはず。
  • ブログは、各々のエンジニアが自分の価値を発信することであり、エンジニアをハードな競争から離脱させる。1人1人が得意なこと、わくわくすることを発信して、他人と違う自分が私の価値を強くします。

今日の書いた言葉が未来を作る

  • 私たちは、同じ”やったことがある”であっても、うっかりすれば、やったことがあったかさえ忘れてしまう。
  • だからこそ、翌日やったことを、関連することを含め一から十まで読み、私の言葉で世に送り出す。
  • これだけで、自らが書いた記事の責任と誇らしさが、自分を”やったことがある”から”よく知っている”に成長させてくれる。今日書いた言葉の積み重ねが明日の私であり、これからどんな運命を開くのか決めるのは自分自身です。
  • エンジニアがブログを書く理由は、他人が書いた手順ではなく、私が書いた手順でいきたいから。ただ、それだけ。

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エンジニアがブログを書く理由