今回は、先日書籍(Amazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイド)が発売された
Cloud Design Pattern(CDP)の記事になります。
対象は「Read Replicaパターン」です。

このパターンの「注意点」に下記の記載があります。

RDSは自動バックアップを無効(“Backup Retention Period”を”0”)にすると、 そのRDSからリードレプリカを作成することができない。

RDSの自動バックアップとは、Backup Retention Periodで指定された期間なら、5分より前のどの時点でも
分単位で指定してリストア(Point-In-Time Restore)することができるものです。

そして、Backup Retention Periodを0にすると自動バックアップは無効になることになりますが、
さらにリードレプリカを作成することもできなくなってしまいます。

つまり、リードレプリカを作成するには、RDSの自動バックアップが有効(Backup Retention Periodを1以上)である
必要があります。

それでは、確認してみます。

まずは、自動バックアップを有効にしてRDSを作成してみます。
(Backup Retention Periodは最大35まで設定できます)

作成したRDSは上部のボタンより、リードレプリカの作成(Create Read Replica)と
時刻指定のリストア(Restore To Point In Time)が可能となっています。

それでは今度は、自動バックアップを無効(Backup Retention Periodを0)で作成してみます。

そうすると、リードレプリカの作成(Create Read Replica)と時刻指定のリストア(Restore To Point In Time)の
ボタン自体が無効になってしまいます。

Backup Retention Periodのデフォルトは1なので、あまり0にすることはないと思いますが参考までに
ご紹介しました。

こちらの記事はなかの人(suz-lab)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら