今回は、CentOS6でOpenJDK(1.6)で起動するTomcat(6)のインストールです。
まず、Tomcat(6)は下記のように簡単にインストールできます。
# yum -y install tomcat6
Javaも依存パッケージとしてインストールされるのですが、インストールされるJavaは下記となります。
# java -version java version "1.5.0" gij (GNU libgcj) version 4.4.6 20120305 (Red Hat 4.4.6-4) Copyright (C) 2007 Free Software Foundation, Inc. This is free software; see the source for copying conditions. There is NO warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.
これは、パッケージとしてはjava-1.5.0-gcjがインストールされているからです。
念のため下記のように管理アプリケーションをインストールして確認してみます。
# yum -y install tomcat6-admin-webapps # /etc/init.d/tomcat6 start
下記のように上記のJavaでTomcatが起動されていることがわかります。
※ログインするためにはtomcat-user.xmlの編集が必要です
そして次に、このJavaをOpenJDK(1.6)に変更します。
# yum -y install java-1.6.0-openjdk
再度、下記のようにJavaコマンドを実行すると、今度はOpenJDKのものに変わっているのが確認できます。
# java -version java version "1.6.0_24" OpenJDK Runtime Environment (IcedTea6 1.11.3) (rhel-1.48.1.11.3.el6_2-x86_64) OpenJDK 64-Bit Server VM (build 20.0-b12, mixed mode)
さらにTomcatを再起動して管理アプリケーションで確認すると、TomcatもOpenJDKのもので起動されていることが
わかります。
これにより、yum -y install java-1.6.0-openjdkのみで実現できることになります。