こんにちは、cloudpack佐藤 裕行 です。

VPCピアリング

VPCピアリングは、同一リージョン内のVPC同士を接続するサービスです。

接続の作成は無料ですが、VPC同士の通信には費用がかかります。

使用例

AWSコンテンツの集約
Redshiftなどを複数のVPCからアクセスし1つに集約したいときに使用する。
アカウント間の通信
AWSアカウントが複数ある場合で通信を行いたい際に使用する。
VPNを使用する場合
AWSとVPNを使用する際には、同一IPで2つのVPNを作成できない制約があります。
VPCピアリングと踏み台サーバを利用することでVPN経由でSSHなどを使用することができます。
※踏み台を挟まないとVPCを跨いで直接通信することはできない。

使用する際の注意

  • 重複するネットワークを接続することはできない。
  • 異なるリージョンとの接続はできない。
  • VPCピアリングの上限はデフォルト50、最大125。
  • MTUは1500バイト
  • プレイスメントグループはVPCをまたぐことはできない。
  • プライベードDNSはVPC間では解決できない
  • VPC_A→VPC_B→VPC_C のようなVPCをまたぐルーティングはできない(やりたいならフルメッシュで作るとよい)
  • VPCPeer経由でインターネットやVPNに接続することはできない(NATすればできそうな気がする)

利用する際には、ネットワークセグメント設計をしっかりやることは忘れずに。

利用方法

コンソールからPeering Connectionsを使用して作成する。
APCピアリングを試す: 利用手順(1)

別のアカウントの際
APCピアリングを試す: 利用手順(2)

自分のアカウントの際
APCピアリングを試す: 利用手順(3)

リクエストが送られるので許可してあげる
APCピアリングを試す: 利用手順(4)

お互いのルーティングテーブルにルートを追加する
APCピアリングを試す: 利用手順(5)

etc

レイテンシーは2ms〜5msぐらい
特定のサービスを提供するアカウントに紐付けたりすることで、威力を発揮するが
ネットワーク設計をしっかりしておくことが前提となる。

元記事はこちらです。
VPCピアリングを使用してみる