今回は、SESについて紹介します。
アプリケーションを開発する際、ユーザーにメールを一斉送信するようなことが多い場合に、
メールサーバーの負荷やパフォーマンスに対するコストは忘れがちですが、これらが意外とかかります。
そのため、外部のメール配信専用のサービスを利用することも多いかと思います。
SESは一括メール送信のためのサービスで、EC2でEメールを配信する際には是非利用したいサービスです。

先日、このSESがAWSコンソール上で管理できるようになりましたので、
早速試してみたいと思います。

AWSコンソールを開くと、右側にSESのタブが表示されていることがわかります。
SESタブを選択すると、SESのダッシュボードが表示されます。

はじめに、メール送信者のメールアドレスを登録します。
「DashBoard」から「Verify a New Sender」のボタンをクリックすると、
下記のようにダイアログが表示されるので、送信者のEメールアドレスを入力して「Submit」をクリックします。

そうすると、入力したメールアドレスに、確認用のメールが送られる旨のメッセージが表示されます。

AWSサービスから、入力したメールアドレス宛に送信者確認のリンクが記載されたメールが届くので、
リンクをクリックしてメールアドレスの実在確認を行います。

リンクをクリックすると、AWSサービスの画面がブラウザに表示され、認証が完了します。

AWSコンソールに戻り、左ペインの「Verified Senders」メニューをクリックすると、
右ペインに先ほど登録した送信者のアドレスが表示されています。

送信者アドレスの右に「Send Test Email」というテスト送信ができるリンクがあるのでクリックします。
そうすると、テスト送信用のダイアログが表示されます。
SESでのテスト送信は登録した送信者宛にしか送信できません。
ここでは、先ほどの認証された送信者アドレスの一覧から送信先を選択します。
そして、件名と本文を入力し、「Send Test Email」をクリックします。

無事、送信者アドレスにメールが届きました。

アプリケーションで動的に送信先を選択する時など、登録されていないメールアドレスに送信する場合には、
「Dash Board」から、「Request Production Access」のボタンをクリックし、
プロダクション環境での利用申請を行うことで、未登録アドレスへの送信が可能になります。

また、「Dash Board」でメールの使用状況などの統計を確認することができ、管理しやすくなりました。

こちらの記事はなかの人(memorycraft)監修のもと掲載しています。
元記事は、こちら