「詰まったら早めにアラート上げて」って、システム開発現場でもよく聞く言葉ですよね。
でも、いざ実行するとなると、タイミングが難しかったり、質問するほどでもないけどちょっと困ってたり…なんてこと、ありませんか?この記事では、そんなあなたに朗報!開発効率を爆上げする【独り言プログラミング】という問題解決方法をご紹介します。ぜひ、あなたの開発現場に取り入れて、ストレスフリーな開発ライフを送りましょう!
「早めにアラート」の理想と現実
開発現場でよく言われる「早めにアラート」。理想としては、問題が深刻化する前に周囲に助けを求めることで、手戻りやスケジュール遅延を防ぎ、開発効率を上げることです。
しかし、実際には、
- 「これって質問するほどのことかな…」とためらってしまう
- 質問するタイミングが難しい
- 質問するにも、状況を説明するのが大変
といった課題があり、「早めにアラート」がうまく機能しないことも少なくありません。
Googleの「15分ルール」
時間的な目安として、Googleの「15分ルール」というものがよく知られています。これは、「15分考えても解決策が見つからない場合は、誰かに助けを求める」というものです。
問題が起きた時は
【1】最初の15分は自分自身で解決を試みる
【2】15分後も解決していなかったら必ず人に聞く前者を守らないと他人の時間を無駄にし、後者を守らないと自分の時間を無駄にする。
しかし、この15分ルールも、状況によっては適用しにくい場合があります。
質問するまでではない?そんな時は「独り言プログラミング」!
「まだ試したいことがあるし、わざわざ質問するまではいかないんだけどな…」という状況、ありますよね?そんな時におすすめなのが、私が実践している【独り言プログラミング】です!
調べると、”Working Out Loud”という概念に近い気がします。「セルフ実況中継」と言ってもいいかもしれません。
独り言プログラミングとは?
独り言プログラミングとは、案件チャットなどで、あたかも独り言のように状況や試していることを書き込んでいく方法です。
独り言プログラミングの実践例
例えば、以下のように進捗を書き込んでいきます。
例:
今◯◯の機能で△△を実現したく、☓☓を試しているのですがこんなエラーが出てうまくいきません。おそらく***が原因かと思うので、次###を試してみようかと思います。
あー今度はこんなエラーになりました・・・こういう意味っぽいので今度はこっち試してみます〜
この方法でうまくいきました!!
独り言プログラミングのメリット
独り言プログラミングには、以下のようなメリットがあります。
- 誰の時間も奪わない: メンションしないので、強制的に誰かの時間を奪うことはありません。
- 状況を把握しやすい: 状況が気になる人やアドバイスしたい人は、スレッドを追うことで経緯を把握できます。
- 質問しやすい: いざ質問しようと決めたときも、履歴を利用してスムーズに質問できます。
- 資産になる: もし、そのやり取りが他の人も詰まるような箇所であれば、スレッドがそのままエラー解決手順書になり、案件や会社の資産になります。
独り言プログラミングのデメリット
デメリットとしては、書き込む手間があることと、変なことを書いていたら恥ずかしいくらいです。
しかし、書き込むことで自分の思考整理にもなりますし、変なことを書いてもそれを馬鹿にするような人はいません!(少なくともアイレットでは見たことありません。)
※ ChatworkやTeamsなどを使用している場合は、加えて、他の会話が流れてしまうというデメリットが生じる可能性があります。その場合は、自分だけのオープンチャットを作成する方法があります。もしSlackを使っていれば、スレッドに展開していくことでそのような心配は不要です。
独り言プログラミングで開発効率を爆上げ!
独り言プログラミングは、チームで開発していく上で生産性を上げるための有効な手段です。ぜひ、あなたの開発現場でも試してみてください。
最後に:
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が、あなたの開発ライフをより良いものにするためのヒントになれば幸いです。