この度、皆様のAWS運用をさらに強力にサポートするため、cloudpack+の「リソースモニター」機能がパワーアップしました!今回はその新機能について詳しくご紹介します。

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新機能!データベース(RDS/Auroraなど)のモニタリングに対応

これまでのリソースモニターは、EC2インスタンスの状況を可視化してきましたが、今回の機能追加により、データベース(RDS / Aurora / Aurora Serverless)の状況も見れるようになりました。

ご選択いただいたAWSアカウントのインスタンス一覧を、サービス(EC2、RDS)ごとにタブで簡単に切り替えて確認できます。
※表示対象外: インスタンスを1件も持たないRDS Auroraクラスター

データベースの状況が見えると何が便利になるの?

データベースは、お客様のデータや取引記録を保存する非常に重要な場所です。
データベースの状態をチェックすることで、以下の2つの大きなメリットが得られます。

  • 予期せぬトラブルを未然に防ぎ、安心できる!(パフォーマンスチューニングの適正化)
    データベースの負荷を確認することで、システムが止まる前に異変を察知し、原因を特定できます。
    「突然遅くなった」などの大きな障害を未然に防ぎ、安心してシステムをお使いいただけます。
  • ムダな出費を減らして、コスト削減に役立つ!(インスタンスサイズの適正化)
    データベースが本当に必要な性能を使っているかを確認し、最適なサイズに調整できます。
    不必要な高コストを防いで、同じ予算でより多くのことができるようになります。

データベースの何が確認できるの?

この機能では、最大3か月間のデータベースの状態の変化を、時系列グラフで確認できます。
これにより、「いつ」「どれくらい」忙しかったか(負荷状況)や、リソースをどれだけ使ったか(利用率)を正確に把握できます。

過去と今の状況を比べることで、システムが重くなった原因を突き止め、適切な改善策を実行できるようになります。
※データベースの種類によって、確認できるメトリクスは一部異なります

各データベース共通で、以下の重要なメトリクスを監視できます。👇

  • エンジンの頑張り度(CPU使用率)
    データベースがどれだけ一生懸命に処理を行っているかを示します。
    処理能力の限界を超える前に対応することで、レスポンスの低下を防ぎ、お客様に快適にご利用いただけます。
  • 混雑の度合い(データベース接続数)
    データベースに同時にアクセスしている人の数を可視化します。
    アクセス集中による「機会損失」を防ぎ、お客様を待たせない信頼性の高いサービスの稼働を実現します。
  • データの読み書きの速さ(ディスクI/O)
    データの読み書きの効率を分析し、システムが遅くなっている原因を特定します。
    パフォーマンスを改善することで、お客様が速さを実感できるサービスを創ります。
    IOPS/レイテンシー/スループット/I/O待ち行列〈DiskQueueDepth:ストレージに対する処理待ち要求数。値が大きいほど詰まりの可能性〉

データベース種別ごとの違いは、こちらをご確認ください👇

データベース
種別
メモリ使用率 ディスク使用率(ストレージ) Aurora
クラスターストレージ使用量
Aurora
ローカルストレージ使用量
サーバーレス
DB容量(ACU)
ACU使用率
RDS 監視可能 監視可能 対象外 対象外 対象外 対象外
Aurora 監視可能 対象外 監視可能 監視可能 対象外 対象外
Aurora Serverless ❌ 対象外 ❌ 対象外 監視可能 監視可能 監視可能 ✅ 監視可能

ご利用方法について

気になるリソースモニターの使い方は、わかりやすいこちらのマニュアルをご覧ください。


もし「ちょっと難しそう…」と感じたら、お気軽にお問い合わせください!



※cloudpack+をご利用中のお客様のみの窓口となります

⚠️ ご注意

  • この機能をご利用いただくには、お客様のAWSアカウントとcloudpack+ PORTALを繋ぐ「IAMロール連携設定」が事前に必要です。また、RDSのモニタリングを開始するためには、RDS関連のメトリクス取得権限が追加で必要となります。
  • すでにリソースモニターをご利用中のお客様も、今回の機能拡張に伴い、より詳細なメトリクスを取得するための権限更新が必要です。
    お手数をおかけいたしますが、CloudFormationテンプレートをダウンロードしていただき、IAMロール連携を再度実施していただくようお願いいたします。
  • 詳しい連携方法はこちらのマニュアルをご確認ください。
    cloudpack+ PORTAL【IAMロール連携の設定方法】

機能追加でもっと役立つようになったリソースモニターを、ぜひこの機会にご活用ください!

最後に

これからも、よりご満足いただけるサービスをお届けできるよう、チーム一丸となって取り組んでいきます!

「cloudpack+サービスやツールがちょっと気になる…」そんな方は、こちらのcloudpack+のページも是非ご覧ください!詳しいサービスの内容や、申し込みの流れなどがわかります。


また、「サイトを見るほどの時間がない…」という方は、1分半でわかる!cloudpack+の動画をぜひご視聴ください!👇

今後も随時、cloudpack+の便利なサービスについてご紹介してまいります!お楽しみに!