シンジです。PCやMacのバックアップ(エンドポイント)はもちろん、BoxやOffice365、Google Appsなどのクラウドサービスに保存されているデータも丸ごとバックアップ(DRaaS)、更に、集めたデータを横断的に検索出来るようにすることで、点在しているデータを集めてコンプライアンス・ガバナンスの強化だけでなく、サービスダウン時のデータアクセスや、標的型攻撃・ランサムウェアなどからデータを守る上でも有効な方法、それがクラウドサービスのDruva(ドゥルーバ)です。
Druvaの仕組み
エンドポイントバックアップの場合、重複排除はクライアント側で行われます。Druvaのクライアントをインストールして、アプリケーションがDynamoDBにファイルのハッシュを送ります。軽量なそのハッシュが共有され、他の人が同じファイルを持っていたら、アップロードしない仕組みになっています。
どこにバックアップするのか
Druvaのバックアップ先は、ユーザーがAWSとAzureの各リージョンのどこに保存するか決めることが出来ます。拠点が海外の場合は、このユーザーグループは近いリージョンに、それ以外は日本に、などなどという形により管理者側で選択できる様になっています。可用性などはそれぞれのクラウドサービスのサービスレベルに依存します。
誰がバックアップするのか
全てを管理者が決められます。シングルサインオンも設定出来ますし(シンジはPing Federateで設定済み)、ADコネクターあるので、連携可能です。
何をバックアップするのか
全てを管理者が決められます。ユーザー自身に「ここのバックアップして欲しいなぁ」というのを選択させることも出来ます。させないことも出来ます。
どうやって復元するのか
1ユーザー複数デバイスをバックアップすることが前提なので(モバイルデバイスもバックアップできる)、どのデバイスのデータを復元するか選択します。ブラウザでポチポチーです。で、ファイルをダウンロードするイメージです。
SaaSのバックアップは今のところ3つ
続々と増えていくのかな?
この手の市場ではシェアNo.1
らしいです。2位はCode-42でした。どっちもいいけど、使った感じだとDruvaの方が優れてる感じ。
データバックアップっていろいろ課題があっていまいちうまく進められなかったんですが、SaaSをバックアップするという考え方、データを集めて一気に調査してやろうという考え方、Druvaを使うと単純なバックアップ以上のメリットが沢山享受される感じで、なかなか素晴らしいソリューションだと思いました。引き続き検証してみますー