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シンジです。外出先でインターネット環境を整える場合、様々なケースが想定されますよね。フリーWifi使うとか、自分のスマホをテザリングするとか。会社からWifi端末渡されてる人も多いと思います。通信業者の提供形態も様々だし、数が多くなると管理も考えなきゃだし、料金も倍々だし7GB制限に引っかかったりするともう現場は発狂ですよ。

cloudpackではどうしてたか

当初は、なんか適当なWifi通信端末を、通信業者から2年契約でポコポコ契約してました。当時は社員数も少なかったし、外に出てWifi使いたいっていう人間も限られてましたからね。そんなに管理は大変じゃなかったんです。

ウチの社長がある日

「おれさ、すげー量のゲームやるじゃん?7GBじゃ足りねーんだけど」

ということでその時に何をしたかというと、もう1台Wifiの端末を契約して、遅くなったらもう一個の使って!ってやってたんですね。ご想像下さい、これで人が増えて、端末は増えて、毎月の月額料金も増え続け、そう、もうこれは際限なく増えるなぞの通信費用なのです。

約1年前かな、とある日、元AWSの玉川さんと

玉川さん「『SORACOM』ってのやるから売ってちょ」

要するに、データ通信専用のSIMですよ。ふーん。SIMか。SIMだけなのか。

ってことでSORACOM発表前に、オフィスに遊びに行ったんです。
んでまぁ、玉川さん含め、ソラコムの方々といろんな話しをして(9割ドローンネタからの寿司)、で、シンジはこういいました。

シンジ「これ、適当なWifi端末にSIM刺せば通信できるってことすよね」

玉川さん「そっすよー」

シンジ「7GB制限とかあるんすか?」

玉川さん「ソラコムは制限ないよー使った分だけの従量課金だよー」

シンジ「ほーーAWSみたいっすねー」

玉川さん「ウチもAWS使ってるよー」

シンジ「ってことは裏でごにょごにょすれば、このSIMの通信って、ウチの閉ざしてるAWSに直結できたりするんすか?公開してない社内Webサービスとかに」

玉川さん「ちょっとまって、やすかわさーーーーん、できるーーーーーー?」

安川さん「(隣の部屋から)できますよーーー」

シンジ「まじかよくっそ便利だなおい、でもソラコムのWifi端末を無くしたりパクられたら、そこから知らない人が通信できる可能性もできるってことすよね」

玉川さん「そうっすねー」

シンジ「このSIMは、この端末でしか通信できないとか、悪いやつにSIM抜かれてパクられても使えないとかできないすかねー」

玉川さん「ちょっとまって、やすかわさーーーーん、できるーーーーーー?」

安川さん「(隣の部屋から)できますよーーー」

(実話です)

そう、シンジは、あれこれあんな機能こんな機能が欲しいと言った。
だがしかし!その機能があったからといって爆発的に売れるとは言っていない!!!(ぇ

シンジもすっかり忘れてましたがIMEIロック機能がリリースされました

そもそもSORACOMって、コンソール上で全てのSIMの状態を掌握できるんですよ。なので、もし紛失した人がいて連絡が来れば、そのSIMの通信止めちゃえばいいんですけど、問題は、紛失した本人は紛失したと思っていないから紛失しているので、気づくまでに相応のタイムラグができるということなんですね。

で、特にウチの場合は、IoTっぽくソラコムを使っていないんです。普通のWifi端末として社員に配っています。さらにそのソラコムWifi端末は、ウチの閉域網内にいる一部のAWSリソースにたいしてのアクセス権をわたしているので(ここも好きに調整できるのが便利)、普通の通信業者で契約するWifiよりは、紛失リスクはちょっぴり高いというわけですね。

そこでIMEIロックを有効にしてしまえば、ウチの社員で悪いやついても安心(ぇw
何もかものリスクを払拭するというわけではないですが、ソラコムは次々とアップデートしていて、こちら側のリスク分析も割と容易な部類なので、そういう意味でも安心して使えます。

というわけで

ソースはこちら

新機能: IMEI ロック機能をリリースしました – SORACOM Blog
https://blog.soracom.jp/blog/2016/09/30/imei-lock/

元記事はこちら

会社のモバイル通信端末、パクられたらどうすんの?