cloudpackエバンジェリストの吉田真吾(@yoshidashingo)です。
4/1からEC2,RDS,S3,ElastiCache,EMRに新価格が適用され始めました。
Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】42回目の値下げ!EC2、S3、RDS、ElastiCache、そしてElastic MapReduceも!
EC2のオンデマンドもRIも新価格
新しい価格で購入できるEC2やRIのトータルコストを試算してみると以下のようなグラフになりますね。
値下げを考慮するとぶっちゃけどうなんだろう
未来は分からないのでこの先どういうふうに値下げされていくかは分からないですが、値下げされていくこと自体は確実です。よって、直近1年ちょっとのEC2の値下げから、半年ごとに1度くらい値下げがあると想定してみます。
オンデマンド時間価格がRIの割引価格を下回ることはあるか
オンデマンドがRI割引時間価格を下回るなら、適用させず捨てたほうがマシになると思うがどうなのだろう、という確認。
- RI 3年による割引時間価格
- 軽度: $0.072/h
- 中度: $0.034/h
- 重度: $0.025/h
- オンデマンド価格(半年ごとに値下げされていく想定で)
- 1 〜 6ヶ月:$0.101/h
- 7 〜12ヶ月(10%OFF):0.101 * 0.9 = $0.09/h
- 13〜18ヶ月(30%OFF):0.101 * 0.9 * 0.7 = $0.063/h
- 19〜24ヶ月(10%OFF):0.101 * 0.9 * 0.7 * 0.9 = $0.057/h
- 25〜30ヶ月(30%OFF):0.101 * 0.9 * 0.7 * 0.9 * 0.7 = $0.04/h
- 31〜36ヶ月(10%OFF):0.101 * 0.9 * 0.7 * 0.9 * 0.7 * 0.9 = $0.036/h
意外にもこのインスタンスだとオンデマンドの値下げが3年内にRI(中度、重度)による割引価格を抜くことがギリギリなさそう。
まとめ
- 全てのインスタンスを調べてないので一概に言えないが、今回の想定ではオンデマンドが断続的に値下げしていっても、RIを買っておく方がおトクそう
こちらの記事はなかの人(yoshidashingo)監修のもと掲載しています。
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