アイレットの事業部紹介シリーズ『iret Division Interview』第4回目は、「名古屋事業部」をお届けします。
※名古屋事業部は、2022年5月より「エンタープライズクラウド事業部」に名称変更されました。
過去の事業部紹介はこちら
・iret Division Interview #1
「クラウドインテグレーション事業部~東京/構築・プリセールス~」
https://cloudpack.media/53621
・iret Division Interview #2
「クラウドインテグレーション事業部〜大阪/構築・開発篇~」
https://cloudpack.media/54051
・iret Division Interview #3
「アジャイル事業部」
https://cloudpack.media/54601
アイレットの採用情報はこちら:
https://www.iret.co.jp/recruit/
名古屋事業部とは
名古屋事業部は、2018年6月にクラウドインテグレーション事業部から独立した名古屋拠点の事業部で、名古屋を中心とした中部圏のお客様のクラウド環境でのインフラ構築、アプリケーション開発をオールインワンでご対応しています。主に製造業のお客様からのご依頼が多く、それぞれの潜在的な要件を的確に抽出しお客様にとってのメリットを最大限引き出すことで、継続的に成長できるよう、アーキテクチャ検討から運用保守まですべての業務を一貫してサポートしています。
案件内容は、WEBサイト構築やビッグデータ案件、サーバーレス開発など多岐にわたり、お客様の要望に最適な提案をできるよう常に心掛けながら、案件を推進しています。またAWS、Google Cloudだけでなく、Azureを含めたパブリッククラウドに対応できるのも強みのひとつです。
クラウドでの開発/構築のプロフェッショナルとして、中部圏のお客様によりクラウドを活用してもらえるよう、さらに多くのお客様との信頼関係を構築し、事業を推進していく予定です。
事業部は、構築第1~第5グループ、二次運用グループ、開発第1~第2グループの計8グループ。今回は、4つのグループから下記4名にインタビューを行いました。
工藤 淳(くどう じゅん)
構築第4グループ/インフラエンジニア/2014年9月 中途入社
池田 源(いけだ げん)
構築第1グループ/インフラエンジニア/2018年9月 中途入社
新川 貴章(にいかわ たかあき)
構築第2グループ/インフラエンジニア/2018年11月 中途入社
大嶌 健介(おおしま けんすけ)
開発第1グループ/グループリーダー/開発エンジニア/2019年3月 中途入社
主なお客様や案件、仕事のすすめ方は?
――皆さんが所属されているグループではどのような業務を行っているか教えてください。
池田:構築第1グループは、大手自動車メーカー様関連のWebサイトおよび移動体通信からのデータ処理の案件を多く扱っています。
新川:構築第2グループも大手自動車メーカー様関連のお客様を中心に、最近はコンテンツ系のお客様の業務も行っています。主に
コネクテッドカーがサービスを提供するための設計・構築案件を扱っており、確かな設計のもと、堅牢で信頼性の高いインフラ環境をワールドワイドに展開しています。
工藤:構築第4グループは、自動車メーカー様関連の案件では、
要件定義支援からAWS/Azureのコンサルティング、 AWS/Azureのインフラ設計、構築、試験、システム運用支援といった業務を行っています。
また、構築第4グループはメンバー全員が東京に在住しているため、
東京の企業様の案件を行うこともあります。
大嶌:開発第1グループは、やはり同様のお客様において主に
バックエンド側の機能を多く開発しており、自動車から送信される情報を受け取る機能や、受け取った情報を解析する機能の開発を実施しています。
東京・大阪に続く国内3拠点目の名古屋オフィス
――その他のグループでも、やはり同様の自動車メーカー様関連のお客様を中心に担当しているのでしょうか。
池田:構築第3グループについては他のグループと違い、自動車メーカー様関連以外の中部のお客様のご対応をしています。
製造、小売、不動産、公共、金融など、あらゆる業種の新規クラウド構築や、オンプレミスからの移行を軸に、お客様の課題をクラウドで解決できるよう提案、構築、運用(2次)を行っています。
また、二次運用グループも自動車関係のお客様が中心ですが、その中でもAWS上で稼働する各システムの運用保守業務に特化した対応をしています。また、
アラート対応や各種調査、依頼作業の実施、さらには自動化・標準化など運用改善活動も行っています。
大嶌:開発第2グループは、自動車メーカー様関連のお客様が中心になります。自動車のデータを収集・蓄積する基盤のアプリを開発しているほか、開発グループではありますが、
アプリだけはなくインフラ構築も行っています。
――案件の期間や人数、体制についても教えてください。
大嶌:基本的に
2~3ヶ月の案件が多く、3~4名体制で取り組むことが多いです。そのようなプロジェクトを
常時一人2~3件受け持っていることが多いです。基本的にグループリーダーである私がフロントに立ち、もう一名をメンバーの中からサブリーダーにアサインし、すすめる形をとっています。
新川:基本的には2~3ヶ月の仕事が中心ですが、1ヶ月以内で終了するような仕事であれば、ひとりで担当することもあります。体制としては、
フロント担当、構築担当のように分担して、どちらの役割も経験できるようにしています。
――他事業部との関わりはありますか。
新川:大前提として、
名古屋事業部内の連携がとても多いと思います。名古屋事業部では同じ会社のお客様、同じグループ傘下のお客様を対応していることが多いので、大きい案件であれば、インフラはこのグループ、アプリはこのグループで担当しよう、といった具合に他グループと連携しながら柔軟に対応しています。その上で、構築第2グループでは今期は1件、東京のクラウドインテグレーション事業部およびデザイン事業部と協業する案件がありました。
工藤:構築第4グループは東京が拠点ですので、東京の部署と共同で案件に携わることもありますし、関わる機会は多いです。特に、個人的にもグループとしても
Azureを得意としているので、東京のクラウドインテグレーション事業部にジョインする機会は多いです。
大嶌:開発第1グループとしては、
メンバーの経験値を増やすためにも、意識的に多事業部とコラボレーションしたり、普段担当しない業種のお客様の案件に携わったりすることを心がけています。やはり主には東京のクラウドインテグレーション事業部、デザイン事業部との関わりが多いですね。名古屋にいながら東京のお客様を担当する、という機会も増えています。
事業部内の社員の年齢層、経歴、雰囲気は?
――グループごとの年齢層や、メンバーのバックグラウンド、雰囲気を教えてください。
池田:構築第1グループは、年齢層は派遣社員含め計5名で20代後半〜40代です。オンプレミスでのサーバー・ネットワークのインフラ構築経験が豊富な中途入社の社員が多く在籍しています。
裁量が広く与えられており自由に仕事ができるため、意見交換が活発です。技術に貪欲な人が多い印象ですね。
新川:構築第2グループは、30代が3名 で新卒の20代が1名です。30代メンバーの経歴は、アプリエンジニア、電機メーカー、社内インフラとバラバラですが、みんなIT技術が大好きで、
常に品質の高い仕事をするための追求をやめない「技術屋集団」といった雰囲気です。そう聞くと「オタク」っぽい雰囲気を想像してしまうかもしれないですが、毎日昼下がりには「お茶会」を開催するなど、とても明るく楽しい雰囲気なんですよ。
工藤:構築第4グループは、常駐する協力会社さん含め10名が30代~40代の年齢層で、大半のメンバーの前職はオンプレミスのインフラエンジニアです。アプリケーションエンジニア出身の人もいます。
クラウド未経験~クラウド業務の経験が浅い人も多くいますが、コツコツ仕事をするタイプの人が多く、技術力をお互い切磋琢磨しています。
大嶌:開発第1グループは、20代が4名、30代が1名、40代が2名と
20代が一番多いフレッシュな雰囲気のグループです。
自動車メーカー様関連のお客様を前職でも担当していたSIer系出身のメンバーだけでなく、IT経験が少ないメンバーも半分くらいいます。基本的には真面目に黙々と仕事するタイプの人が多く静かなことが多いですが、グルメの話などで盛り上がることもありますよ。
グループ間での交流も盛ん
業務をスムーズにすすめるための工夫、チームビルディングのノウハウは?
――業務を行う際にグループや個人で工夫していることを教えてください。
新川:構築第2グループでは
新しい案件に対して、チャレンジしたい人が手を挙げる希望性をとっています。自ら興味がある案件にアサインされることが多くなるので、自然と仕事へのモチベーションもあがります。
また「Slack」において、今日一日行うタスクと進捗を他メンバーから見えるようスレッドに書き込んでいます。そうすることで、進行中の仕事に対して他のメンバーから随時アドバイスをもらうことができるという利点があります。これは、中途入社で新しく入った方の文化を取り入れています。
名古屋事業部では、
いいやり方はどんどん取り入れていこうという風土がありますね。
池田:個人的な工夫としては、業務のタスクが増えてきたときは
「Slack」の自分だけのチャンネルに、自分自身とやるべきことを共有するイメージでTo Doを記入していって、消化していっています。
誰かに報告している気分になれますし、メリハリがつきます。
工藤:グループ内でのスケジュールの共有をスムーズにするために、オンラインカレンダーにタスク入れてグループ内で共有したり、メンバーの予定を確認したりしています。
大嶌:
お客様と可能な限り早め早めにコミュニケーションをとることを心がけています。普段は
「Slack」や「Zoom」などのオンラインツールを使用することが多いですが、お客様とのコミュニケーションは、お客様が普段使い慣れている電話やメールで行っています。
密にコミュニケーションをとることで、お客様と意思疎通を図っておくことは業務をスムーズにすすめる上で、とても大切なことだと感じています。
――業務を遂行するにあたってチームビルディングが欠かせないと思いますが、良いチームをつくるために行っていることはありますか。
新川:先ほども紹介した、
昼下がりの「お茶会」ですね。毎日14時にリモートで行うフランクな会で、そのコンセプトにふさわしい「お茶会」というネーミングも、みんなでワイワイ相談しながら決めました。
「オンラインあみだ」で順番を決めて、ひとり10分フリートークをするんです。
――毎日、ひとり10分フリートークって結構ハードルが高いような気がするのですが……!?
新川:テーマが決まらない人は、トークテーマを決めるオンラインルーレットを回して、そのテーマに沿って話すので大丈夫です。
直近でしたら私は、週末に子どもと博物館に出かけたことを話しましたし、「午前中に婚姻届けを出しに行ってきました!」と報告してくれたメンバーもいました。
――そのような会を毎日繰り返していると、メンバー同士の距離が縮まっていきそうですね!他の方はいかがでしょうか。
工藤:構築第4グループでも、週1回、一堂に会する機会をつくっています。案件や業務上の数字の共有だけでなく雑談も行い、コミュニケーションの場としても活用しています。
――大嶌さんはグループリーダーとして行っていることはありますか。
大嶌:プロジェクトごとにほぼ毎日
「朝会」を行い、プロジェクト単位での会話の場を設けるようにしています。そして、すべてのメンバーの意見を必ず吸い取り、
トップダウンで決定するのではなく議論の中で仕事のすすめ方を決めています。
――事業部全体での取り組みはいかがでしょうか。
池田:新型コロナ以降、オンラインで
月に1回、案件共有会を行っています。それぞれのグループやチームが今、どんな案件でどんなことをしているのかを共有しあいます。
基本的に全員出席するので、他のグループやチームが何をやっているのかわかるようになり、
風通しがよくなったと思います。
工藤:オンライン開催のため東京のメンバーも参加することができ、名古屋の動きが以前よりも把握できるようになりました。
大嶌:確かに以前よりも、構築第4グループが東京で何をやっているのかを名古屋にいるメンバーが認識できるようになり、それは収穫ですね。
新川:今年は新卒入社の人がいますが、出社できない分、他のチームのことを知ることができる貴重な機会になっているのではないでしょうか。
――事業部でのカジュアルな懇親の場はありますか?
大嶌:新型コロナ以前は月に1回は事業部全体、もしくはグループごとで懇親会を開いていましたが、新型コロナ以降はオンラインで
「しゃべり場」という場を設けて、事業部全体でフランクなリモート懇親会をしています。
新川:
週1回、1時間で毎回司会者を変え、回ごとに異なるテーマでコミュニケーションをとっています。ゲーム形式で行うこともあります。中途入社の方も多い事業部なので、新しいメンバーが入ると、
「自己紹介プレゼン」を行い、3ヶ月後には
「3ヶ月目プレゼン」も行ってもらっています。
コロナ禍でもオンラインで積極的にコミュニケーションをとっている
入社後のフォロー体制や、勉強会は?
――入社後のフォロー体制はどのようなものがありますか。
池田:構築第1グループでは、
新しく入社された方にひとり先輩が付き、サポートを受けながら仕事を覚えてもらいます。実際の案件をペアで行いながら行い、その後独り立ちするイメージです。
新川:構築第2グループも同様です。
工藤:構築第4グループでも中途入社で経験豊富な方は同様ですが、
経験の浅い方には主に業務で使うプロダクトの自習資料(AWSチュートリアルなど)を使い、技術習得期間を設けた後で、OJTとして案件に参加し業務の進め方を習得してもらっています。
大嶌:開発第1グループでも経験者は同様に案件から入ってもらいますが、
経験が浅い人には、サンプルプログラミングをつくる課題に取り組んでもらい、基本的なプログラミングを学んでもらう機会も設けています。
――その他のグループも同じような体制でしょうか。
池田:構築グループはほぼ同様ですね。二次運用グループは、
運用初心者向けの入門や、運用ノウハウなどをまとめたページを整備しているようです。
また、構築第3グループは2020年度新卒社員への事業部教育として
インフラ基礎、アプリ基礎、仕事についてのトレーニングを3ヶ月行っていました。新卒社員は名古屋事業部のメンバーにインタビューを行うことで、アポイントメントをとる練習をしたり、事業部やメンバーの理解を深めるトレーニングも受けていましたね。
大嶌:開発第2グループでも、チーム内トレーニングをしているようです。
――勉強会などは行っているのでしょうか。
新川:
名古屋事業部全体で週に1回、有志の勉強会を行っています。
講師は手を挙げた人が持ち回りで行っていて、その中には新卒入社の社員もいます。AWSサービスごとに概要説明、デモ、質疑応答を行うことが多く、コロナ以降の
オンライン開催になってからは参加人数が以前よりも増えました。
工藤:オフライン開催のときは参加できなかったのですが、オンラインになってからは東京にいる構築第4グループのメンバーも出席できるようになり、より活性化していますね。
名古屋事業部全体で勉強会も定期開催(現在はオンライン開催)
うちの事業部の魅力は○○!こんな人に来てほしい!
池田:特定のお客様のお仕事が多いため、
お客様のシステムに詳しくなり、お客様の社内におけるさまざまなプロジェクトを経験することもできます。特定のお客様に長く、じっくりと向き合っていくことができるのは、他の事業部にはない魅力かもしれません。他のグループであっても同じお客様を担当しているので、何かトラブルが起きた際でも事業部内で助け合えたり、事業部に積み重なった知見で解決できたりすることも、強いと感じます。
仕事をする上でのやりがいは、
リーダー職でなくても、プロジェクトの責任者として案件を担当できる機会が多いことも挙げられると思います。若いうちから、お客様と直接交渉したり、提案したりする経験を積むことができますよ。
また、グローバルな仕事を経験できる機会が多いので、
英語力を生かしたい人もウェルカムです!定期的に北米のお客様との英語でのミーティングがあるので、ぜひ助けてほしいです(笑)
新川:池田さんが言う通り、同じお客様を担当している人が多いので、事業部内は共通言語で話せるような感覚がありますし、一体感がありますよ。
また、お客様自体がグローバル企業なので、
名古屋にいながらして世界規模の仕事に関わることができるのも魅力です。北米、ヨーロッパ、中国とワールドワイドな仕事や、世界基準で見ても最先端の技術を用いた案件に携わることができると思います。案件を任せられたときの自由度も高いです。
ツール、やり方含め、その案件をどう表現するかは自分次第なので技術職としてのやりがいを最大限感じられるのではないでしょうか。
アイレットの全社的な傾向でもあるかもしれませんが、新しい人、技術がどんどん入ってきて、新しいものを受け入れる風土があります。長年いる人だけしか活躍できない、といったことはまったくありません。
変化を楽しめる、変化をし続けることができる人にぜひ来てほしいですね。
工藤:私は東京の案件も名古屋の案件も担当していますが、名古屋の案件は、グローバル企業で世界中に拠点があるお客様を担当しているため、かなりパワーを要する仕事も多いですが、どんどん新しい技術を取り入れる案件を担当できると感じます。
ですから、
最先端の技術を貪欲に学びたい人にはおすすめですね。入る前から専門的な知識が必要かといえば必ずしもそうではなく、やる気があればなんでも実現できる職場だと感じますので、
経験量にかかわらず、学ぶ姿勢、向上心がある方に来ていただきたいなと思います。
大嶌:2~3ヶ月スパンで少人数によって行う案件が数多くあるので、
自分のやりたいようにやることができる機会には恵まれると思いますよ。先ほど工藤さんからも話がありましたが、経験があるかないかはそこまで重要ではありません。中途入社の方でもクラウド経験者は半分いるか、いないかといったところ。前職がITとは無縁の事務職の方も現在、活躍しています。
ですから、少しでも興味があれば
中途採用イベント「うぇぶはち会」(https://hrmos.co/pages/iret/jobs/0000102)や「カジュアル面談」(http://clp.bz/casualinterview)などに申し込んでみてほしいですね。
アイレットとしては、挑戦したいという方には門戸を開けています。成長意欲のある方と一緒に仕事をすることを楽しみにしています!!
カジュアルな雰囲気で参加しやすい中途採用イベント(現在はオンラインで開催中!)
【編集後記】
2018年にクラウドインテグレーション事業部から独立してできた名古屋事業部。
中部圏のお客様を中心に、世界基準で見ても新しい技術を取り入れながら幅広い案件を担当し、事業部内で連携して助け合いながら業務に取り組んでいるのが印象的でした。
「Slack」にタスクを書き込んで個人の業務を見える化していたり、お茶会ではみんなでカジュアルなお話をしたりと、コミュニケーションにおいてもさまざまな工夫がされているので、中途入社や新入社員の方が溶け込みやすい環境であることも魅力の一つだと思います。
最新技術にチャレンジしたい方や、変化を楽しめる方は、ぜひご応募ください!
アイレットの採用情報はこちら:https://www.iret.co.jp/recruit/