最初に

Google Cloudのプロダクトを用いてベーシックなサーバーレス構成で開発を実施しました。
開発にあたって特殊なプロダクトは使用しておらず、シンプルなサイトを作成するのであれば複雑な手順は必要ありません。

構成図

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プロダクト

Cloud Storage
容量無制限・低価格・堅牢なオブジェクトストレージサービスです。
公開するファイルを配置しています。

Cloud Logging
Google Cloud上のシステムが生成したログを収集・管理するサービスです。

Cloud Load Balancing
自動スケーリングにより、トラフィックの増減に合わせた対処が可能なGoogle Cloudの提供するロードバランシングサービスです。

Cloud CDN
Cloud Load Balancingと連携してユーザーにコンテンツを高速で配信するサービスです。
信頼性が高く、また高性能なGoogle Cloudのインフラを使ってファイルの配信を行うことが可能です。

Cloud Armor
Cloud Load Balancingの背後にあるWebアプリケーションを保護できます。
今回はIPアドレスの制限に用いています。

Cloud Functions
Cloud Functions とは Google Cloudが提供するサーバーレスのコンピューティングサービスです。

サーバーレスのメリットとして、サーバーの構築や保守、スケールアップ・ダウンなどの管理メンテナンスを必要としません。
またミドルウェアのインストール等、構築の手間がないためスピードが早く、ロジックが複雑でなないWebサービスの場合はランニングコストが圧縮され、コスト効率を高める場合があります。

Firestore
FirestoreのNoSQLデータベースは大容量データでも処理速度が速く、さらに水平分散によるスケールアップが可能なことから拡張性にも優れています。

Cloud Functions、Firestoreの両サービスともにリクエストに応じた課金体系でもあるため、公開から時間が経過しアクセス数が減少したタイミングでもアクセス数に応じた利用料金のみを支払えば良いというメリットもあります。


全文はこちら:Google Cloudを利用してサーバレス構成でWebサイトを公開する

著者:@r-tanaka-iret