ども、cloudpack の 工作とか苦手なかっぱ (@inokara) です。
はじめに
仕事用と称して Raspberry Pi を購入したのでメモです。
最終的にはセンサーデバイスから収集されるデータを fluentd を介して収集、分析するような基盤(大袈裟)を検証したいと考えていますが、とりあえず遊んでみました。
開封の儀
- Raspberry Pi model B+
- Buffalo WLI-UC-GNM(無線 LAN アダプタ)
- Transcend microSD (32GB)
最初にやったこと
MicroSD に OS イメージを焼く
今回は手元にあった Ubuntu マシンを利用しました。こちらから Raspbian をダウンロードしてして展開、img ファイルを dd で焼くという流れです。
sudo dd if=2014-09-09-wheezy-raspbian.img of=/dev/mmcblk0 bs=1M
書き込む microSD カードのデバイス名は dmesg 等で確認しておきましょう。
起動
HDMI 端子にケーブルをつなぎ、USB キーボード、マウスをつなぎ、micro SD カードを挿入、microUSB にその辺に転がっていたスマフォの USB 給電用 USB ケーブルと AC アダプタを挿して起動します。(※ USB 給電用 AC アダプタは 5V 1A のアダプタで起動しました。)
おお、こんなチッチャイのに普通に Linux が…。
パスワード変更
プロンプトが現れたので pi ユーザーのパスワードを変更しておきましょう。
passwd pi
尚、初期パスワードは raspberry
ですのでご注意を。
Wifi セットアップ
とりあえず Wifi もセットアップしてみました。startx
で X を起動してからデスクトップにある WiFi config を利用してセットアップしました。
apt-get update
ここまでくると後は普通の Linux です。Debian なので apt-get update
なんかしてみましょう。
sudo apt-get update
ちょっと時間はかかりますが終了します。
vncserver
ずっとキーボードやディスプレイを繋げておくのもなんなんで vncserver なんか導入してみます。
sudo apt-get install tightvncserver vncserver :1 -geometry 1280x800
尚、vncserver 関連についてはこちらを参考にさせて頂きました。有難うございます。
fluentd
そして、こちらを参考にして fluentd をインストールしました。
sudo aptitude install ruby-dev sudo gem install fluentd --no-ri --no-rdoc -V
少し時間は掛かりましたが以下のようにインストール成功しました。
/var/lib/gems/1.9.1/gems/fluentd-0.10.56/test/test_output.rb /var/lib/gems/1.9.1/gems/fluentd-0.10.56/test/test_parser.rb /usr/local/bin/fluent-cat /usr/local/bin/fluent-debug /usr/local/bin/fluent-gem /usr/local/bin/fluentd Successfully installed http_parser.rb-0.6.0 Successfully installed sigdump-0.2.2 Successfully installed thread_safe-0.3.4 Successfully installed tzinfo-1.2.2 Successfully installed tzinfo-data-1.2014.9 Successfully installed fluentd-0.10.56 6 gems installed
簡単ですね!
一応、動作テストもやっておきましょう。
test.conf を以下のように用意します。
<source> type forward </source< <match raspi.**> type stdout </match>
タグ raspi.**
にマッチする入力を stdout に出力します。
fluentd -c test.conf -vv &
上記のように fluentd を起動してから fluent-cat を使ってログを送ってみましょう。
echo '{"hage":"kappa"}' | fluent-cat raspi.test
以下のように出力されました。
pi@raspberrypi ~/fluentd $ echo '{"hage":"kappa"}' | fluent-cat raspi.test 2014-11-01 20:35:29 +0000 [trace]: plugin/in_forward.rb:189:initialize: accepted fluent socket from '127.0.0.1:53614': object_id=8342016 2014-11-01 20:35:29 +0000 raspi.test: {"hage":"kappa"} 2014-11-01 20:35:29 +0000 [trace]: plugin/in_forward.rb:245:on_close: closed fluent socket object_id=8342016
ホントに良くも悪くも素の Linux が動いているんですなあ。
感動
7000 円弱でここまで動くんだ…と感動したところで、引続き、セットアップを進めていきたいと思います。
元記事はこちらです。
「Raspberry Pi をセットアップして fluentd をインストールするまでメモ」