cloudpackエバンジェリストの吉田真吾(@yoshidashingo)です。
AWS re:Invent 2014の登録が始まると同時に、Venetianの会場にてAWS認定DevOpsエンジニア・プロフェッショナル試験(英語のみ、かつベータ版)も開始されました。
Amazon Web Services ブログ: 新しい認定プログラム、DevOpsエンジニア
AWS認定ソリューションアーキテクト・プロフェッショナル、SysOps Administratorアソシエイト、Developerアソシエイトとフルコンプしてる以上、今回も受けないわけにはいきません。ということで試験直前ですがガイドを読んでみました。
※なお、試験内容は突然変わることもあるかもしれないので、実際に受ける人は必ず自身で以下をご確認ください。
AWS Certified DevOps Engineer – Professional (Beta)
この試験で検査される能力
- AWS上で継続デリバリーシステムや方法論を構築・管理する能力
- セキュリティ制御やガバナンスのプロセス、コンプライアンス検査などを理解し、構築し、自動化できる能力
- AWS上で監視、計測、ロギングのシステムを定義しデプロイできる能力
- AWSプラットフォーム上で高可用性に優れ、スケーラブルで、オートヒーリングなシステムを構築する能力
- 運用プロセスを自動化するためにツールを設計し、管理し、運用できる能力
求められる知識やスキル
前提条件
- SysOps Administratorアソシエイト、Developerアソシエイトいずれか
AWSの知識
- AWSサービス:コンピュートとネットワーク、ストレージとCDN、データベース、分析、アプリケーションサービス、デプロイ、管理
- 最低2年以上のAWSシステムの本番利用経験
- Auto Scaling の効果的な使い方
- 監視とロギング
- AWSのセキュリティ機能とベストプラクティス
- セルフヒーリングでフォールトトレラントなサービスの設計
- 高い可用性で保守するための方法や戦略
一般的なIT知識
- ネットワークの概念
- 強力なシステム管理 (Linux/Unix or Windows)
- 強力なスクリプトのスキル
- 複数のティアのアーキテクチャ:ロードバランサー、キャッシュ、Webサーバアプリケーションサーバー、データベース、ネットワーク
- 自動化を可能にするためのテンプレートと他の設定可能な項目
- 分散環境でのツールの配備と戦術
- 動的な環境における基本監視の方法
試験準備
AWSトレーニング
- Advanced Operations on AWS ※日本では未展開だったと思います
- Architecting on AWS – Advanced Concepts
AWSホワイトペーパー
- Security at Scale: Governance in AWS
- Security at Scale: Logging in AWS
- Securing Data at Rest with Encryption
- Development and Test on Amazon Web Services
- Operational Checklists for AWS
- Architecting for the Cloud: Best Practices
- Building Fault-Tolerant Applications on AWS
- Storage Options in the AWS Cloud
- Backup and Recovery Approaches Using Amazon Web Services
- AWS Security Best Practices
※仕事でもろもろ手を動かしながら覚えるという以外に、机上での勉強を行うのであれば上記のホワイトペーパーの読み込みくらいしかないかなと思いました。
配点割合
- 継続デリバリーとプロセスの自動化:55%
- 監視、計測、ロギング:20%
- セキュリティ、ガバナンス、検査:10%
- 高可用性と弾力性:15%
いつものようなサンプル問題がまだ配布されていないため実際どういう問題が出るのか予想できませんが、いったん受けてきてみます。
おまけ
終わってから Certificationラウンジに行くとグッズがもらえました。
元記事はこちらです。
「AWS認定DevOpsエンジニア・プロフェッショナル試験を受けるのでガイドを読んでみる」