こんにちは!
資格が大好きなヤマダです。人や組織に認められるって快感ですよね。

この記事は「もくもく会ブログリレー」 3日目 の記事です。
私はAWS認定資格について、最近全冠してテンションが上がっているので勉強法などを紹介したいと思います!

AWS認定資格について

AWS認定資格とは、 AWS(Amazon Web Services)に関係するスキルや知識を認定する資格です。FOUNDATIONALといった基礎レベルからPROFESSIONALまで難易度や分野に分けて複数の認定が存在します。執筆時点で受験可能な資格は以下の10個です。

また、以下の2つの資格の追加(2024/8/13)が決まっています。

今回、ヤマダが「全冠」と定義したのは受験可能な10資格に廃止となった3資格を加えた13個です。ただ、既に受験ができない資格に言及しても仕方ないと思うので、受験可能な10資格のみについて語ります。

資格取得のメリット・デメリット

メリット

最近ではAWSの利用者の増加もあってか全冠している方も多いようです。そういった事象から「価値が下がった」や「参考にならない」といった意見もありますが個人的にはそう思いません。私個人の意見としてはAWS認定資格の価値は以下です。

  • AWSの物差しでスキル認定をしてくれる(失効するまで)
  • AWS パートナーネットワークの条件を満たせる
  • 自己肯定感が高まる

確かに取得者が増えることで市場的な価値は下がっているかもしれませんが、資格自体の価値が下がっているとは思いません。また、逆に言うと価値が下がったと感じる人は資格を過大評価しているように思います。

あくまでも資格は目安であり、受験者のスキルを同じ物差しで測ってくれるものです。ただAWS認定資格はそれだけではなく、APNのティア要件になっている点でも価値があるのでお得ですね。

デメリット

ありません。

取得順番について

まずは結論として私は以下の順番で資格を取得しました。

  1. CLF(AWS Certified Cloud Practitioner)
  2. SAA(AWS Certified Solutions Architect – Associate)
  3. DVA(AWS Certified Developer – Associate)
  4. SOA(AWS Certified Sysops Administrator – Associate)
  5. SCS(AWS Certified Security – Specialty)
  6. DOP(AWS Certified DevOps Engineer – Professional)
  7. MLS(AWS Certified Machine Learning – Specialty)
  8. ANS(AWS Certified Advanced Networking – Specialty)
  9. SAP(AWS Certified Solutions Architect – Professional)
  10. DEA(AWS Certified Data Engineer – Associate)

※ここからは文章中では省略名を使用させていただきます。

こちらの取得順番ですが、全くお勧めしません。DEAは最近追加された資格なので最後になってしまったのは仕方ないのですが、プロフェッショナルレベルの資格を先に挑戦するべきだったと思っています。全体的にスペシャリティから勉強していったおかげでSAPはほぼ勉強なしで取得できたのですが、全冠するまでの過程で他の資格を取得できても「でもプロレベルを持ってないしな…」というメンタル面でのマイナスが大きかったです。

ということで私がお勧めする順番は以下です!

  1. CLF(AWS Certified Cloud Practitioner)
  2. SAA(AWS Certified Solutions Architect – Associate)
  3. SAP(AWS Certified Solutions Architect – Professional)
  4. DVA(AWS Certified Developer – Associate)
  5. SOA(AWS Certified Sysops Administrator – Associate)
  6. DEA(AWS Certified Data Engineer – Associate)
  7. DOP(AWS Certified DevOps Engineer – Professional)
  8. SCS(AWS Certified Security – Specialty)
  9. MLS(AWS Certified Machine Learning – Specialty)
  10. ANS(AWS Certified Advanced Networking – Specialty)

2〜3、4〜7は構築職や開発職によってどちらが先でも良いと思います。おおまかに基本形のカテゴリを押さえたのちに、専門レベルに挑戦していく流れが自然かと思います。また、すでにある程度のスキルがある方はCLFを最後に持ってくるというおしゃれムーブもよく見かけます。最後に満点取得を狙うという強者感漂う立ち回り、もし次の機会があればやってみたいです。

ちなみに私が一番難しいと感じたのはシンプルにSAPです。幅広くそこそこ深い知識が求められる印象で問題文も長いです。脳の疲れとの戦いにもなるのでコンディションを整えることも大切だと思った資格でした。個人的な難易度順も書いておきます。

SAP >> SOA > MLS,ANS,DOP,SAA > SCS,DEA > DVA > CLF

SOAはラボ試験がある時に取得したのですが、私のAWS熟練度が低い時期でもあったので最もスキルとして身についたと実感できた資格です。その他だとSAAも同じように未熟な時期に受験したので難しく感じました。

勉強方法

ではメインコンテンツと言える勉強方法についてです!あくまでもヤマダが資格を取得する際に行なった勉強法です。ご自身で自分に合った方法にカスタマイズしたり、教材選びの参考にする程度に読んでいただけますと幸いです。

序盤の資格では教材を購入して一通り学習し、練習問題等を実施するというよくある流れで勉強していました。スペシャリティ以降の資格ではより実戦に近い知識を身につけたかったので、試験範囲を見て関連サービスを知り、そのサービスが出てくるハンズオンやチュートリアルを触っていく方式に変更しました。自身の手でサービスに触れることで理解度が全然変わってきます!苦手な分野や範囲は特にマネコンでもCLIでもいいのでとにかくサービスを利用することをお勧めします。

また、勉強期間を長くしすぎないことも大切だと思います。資格本番では普段のネット環境で何でも検索できる状態ではなく、覚えている内容だけで回答することになります。一夜漬けは論外ですが、あまり長く勉強期間を取りすぎても序盤の内容を忘れてしまうと思うので計画的に勉強しましょう!

ここからは実際に使用した教材を紹介していきます🙇‍♂️

教材

書籍

まず候補に挙がるのはやはり本ですよね!物理的な本、大好きです。勉強に使用した本は以下です。

DVAの時はなんとなく本を読んだのですが、SAPとANSは難しいと聞いていたのでできることはなんでもやろうの精神で本も読みました。結果として試験に出た知識以外にも幅広く学ぶことができました!

ANSで挙げた書籍は試験のバージョンアップ前に対応したものなので、そこを認識した上で読了するように注意です。私は取得後だったのでまだ読んでいないのですが、アイレットの方が執筆されたANSの対策本があるそうです!ぜひ参考にしてみてください!

AWS認定 高度なネットワーキングー専門知識(ANS-C01)完全対応テキスト

オンライン学習プラットフォーム

動画で学習できるサービスも利用しました!電車移動時など、本を読みにくい環境でもイヤホンさえあればどこでも学習が可能です。私が利用したのは試験対策用の各サービスの講座や練習問題などです。様々なコースを受講しましたが、基本的に全部見るというよりかは認識が曖昧なサービスを2倍速で見るといった使い方をしました。

動画教材では講師の方の口頭での説明があるのが魅力的です。特にCLFやSAAといった序盤の資格を受験する時は、まだ各サービスのイメージが固まっていないことも多いと思います。自分で触ってみるのが一番ですが、ハードルを感じることもあると思うのでマネジメントコンソールを触っている動画がついている教材がお勧めです。

公式の練習問題

練習問題は試験に慣れるためにも必須だと思いますが、やはり公式が一番です!AWS Skill Builderにて日本語で絞って「Practice Question」と検索すると見つけやすいです。

私はどの認定試験でも、公式の練習問題は解説ができるくらいまで読みこんで理解するようにしました。ここで出てくるサービスや構成について、詳しくなっておくことで分からないサービスが出た時の消去法にも繋がります。確実に解くようにしましょう!

AWS Black Belt Online Seminar

最後はBlack Beltです。これは上記までの対策時に少しでも不安のあるサービスはセミナー動画or資料を見るようにしました。動画形式だと口頭での説明ということで理解がしやすいですし、資料をザッと眺めるだけでも綺麗に情報がまとまっているので頭に結構入ります。

注意点としてはあまりにも公開日時が古いセミナーについてはすでにアップデートや推奨構成が変わっている可能性もあるので気をつけましょう。

最後に

長々と書かせていただきましたが、AWSの認定資格はそれなりの頻度で更新や追加・削除が行われています。そのため継続してスキルを磨いていくことが大切です。私のこの記事も賞味期限が切れるまでは誰かの役に立つと嬉しいです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

明日の記事は、こまきちさんの「【AWS SAM + AWS X-Ray】AWS SAMとX-RayでLambdaの遅延を可視化」です。
最近Lambdaの高速化について悩んでいたことがあったので、遅延の可視化は個人的にかなり興味深い👀
明日も「もくもく会ブログリレー」を要チェックです!