この記事は「もくもく会ブログリレー」 11日目 の記事です。
こんにちは!
スクラム開発はじめて気がついたら3年半経っていました村上と申します!
わたしはこれまで開発者としてスクラムチームに参画していたのですが、最近スクラムマスターを引き継ぐことになり、チームを円滑に回すためにはどう動けば良いんだろう?と考えるようになりました。
そこで「スクラムチームを円滑に回すために必要だと思うこと」について語ってみたいと思います。
結論
透明でフラットで前向きであれ!
はい、精神論ですw
スクラムは手段ですけどそれを成すのは人なので、スクラムをするためにはチーム全員が同じ方向を向き、マインドセットを共有していることがすごく大切だと考えています。
開発者から見た「透明でフラットで前向きなチーム」とは??
わたしが今のスクラムチームに入ったとき、すでにそのチームは一年以上スクラムをやっていて成熟していました。
一方わたしはウォーターフォール育ちのスクラム初心者、というかそもそも開発もやったことがないインフラエンジニアだったので右も左もわからん!状態でした、、。
そんなわたしがこれまで開発者としてやってこられたのは、ひとえにチームメンバーの支えのおかげです。
なかでも有り難いなーと思ったことは
- なんでも聞いても良い人がそばにいること
- 誰が意見を出しても良い雰囲気
つまり、チームの雰囲気がよかったのです。
今にして思えばの話ですが、わたしのようなピヨピヨな人にあれこれ教えてくれて仕事を任せてくれたり、意見を出したときにちゃんと聞いてくれるというのは体力や気力がいることですw
わたしという人間を尊重してくれて感謝しております。
チームの雰囲気を良くするためには??
開発チーム内でできることとしては
- お互いをリスペクトし支え合う気持ちを持つこと
- 情報格差を極力なくすこと
それぞれバックグラウンドが異なる人たちがひとつのチームとして成果を出すために、お互いの長所を認め合い短所を埋め合うこと、でも属人化して頼り切りにならないようにする、と意識することです。
POと開発チーム間でできることとしては
- 開発者はPOに忖度しない
- POはプロダクトの魅力を熱く語ろう
スクラムチームはフラットな関係であることが重要ですが、とはいえ発注側と受注側という立場もあります。しかしプロダクトの価値にならないことはNO!と言える信頼関係を築くことが大切です。
また、プロダクトの改善要望やフィードバックは開発者のモチベーションに繋がります。「もっと良いもの作ってやろうぜ!」と前向きなチームになれば良いサイクルを回せると思います。
具体的にはどうする??
レトロスペクティブやセイルボートを充実させよう!
わたしたちのスクラムチームではスプリント終了時に毎回行われるレトロスペクティブと、四半期に一回セイルボートを実施しています。
レトロスペクティブとは??
スプリントを振り返り、何がうまくいったか、何がうまくいかなかったかを確認し、今後の改善点を見つけるイベントです。
チームのパフォーマンスを継続的に改善していくために行われます。
よく使われるのは次のような手法です。
- YWT(やったこと・わかったこと・次にやること)
- KPT(Keep・Problem・Try)
わたしたちのチームでは話しやすい雰囲気づくりのために、「今日食べたラーメンが美味しかった」といった個人的な内容も共有しています。
チームメンバーの素晴らしい行動をたたえたり、感謝を伝えるのも良いと思います!
セイルボートとは??
プロダクトの大きな目標やそこに至るまでの障壁などを再認識するために実施しています。
船: チーム
島: チームが目指す目標
風: チームの歩みを加速させる要因
錨: チームの歩みを鈍化させる要因
岩: 潜在的なリスクや将来的な問題
議論を通じて明らかになった問題点や改善点に対し、具体的なアクションを決めて行動していくことでチームが成熟していきます。
イベントには主体的、積極的に参加することが大切です。
最後に
スクラムチームを円滑に回すためにはマインドセットが重要だと語りましたが、それはスクラムに限らずチームを運営していく上で大事なことなんじゃないかとも思っています。
この記事がチーム運営の一助になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
明日の記事は、塩竹さんの「ラズパイで猫のご飯のタイミングと食べた量を測定して、グラフ化してみた」です。
どんなかわいいお猫様が登場するのかワクワクです!
明日も「もくもく会ブログリレー」をぜひご覧ください!