AWSなどの仮想マシンが誕生してからは、コンソールひとつでOSを立ち上げたり、固定IPを設定したりといった事が簡単に実現できるようになりました。

しかしここで、昔のように自力でマシンにLinuxをインストールして、ゼロから構築しなければならなくなった場合の事を考え、いま一度自力での設定方法を備忘&勉強がてら記してみようと思います。

第3回 イーサネット・インターフェースの指定

/etc/sysconfig/network
内の『GATEWAYDEV』項目で設定されているデバイス名を含んだファイル名

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
※ここではデバイス名を『eth0』とします

でイーサネット・インターフェースの設定を行います。

○書式

DEVICE=eth0
BOOTPROTO=static
BROADCAST=192.168.1.255
HWADDR=00:1E:90:AC:94:6A
IPADDR=192.168.1.11
NETMASK=255.255.255.0
NETWORK=192.168.1.0
GATEWAY=172.31.40.254
TYPE=Ethernet
ONBOOT=yes

DEVICE・・・デバイス名eth0 eth1等を設定
BOOTPROTO・・・固定IPの場合:none,static DHCPでIP取得の場合:dhcpと設定
BROADCAST・・・ブロードキャストアドレスの設定
HWADDR・・・NICのMACアドレスを設定
IPADDR・・・IPアドレスの指定
NETMASK・・・サブネットマスクの設定
NETWORK・・・ネットワークアドレスの設定
GATEWAY・・・ゲートウェイアドレスを指定
TYPE・・・デバイスの種類を設定。LAN接続ならばEthernet、他にxDSLなど
ONBOOT・・・起動時に有効にするか。yesにする

設定を変更した後、反映させる為には以下のコマンドを実行します。

# /etc/init.d/network restart

設定内容を確認するには以下の通り。

> /sbin/ifconfig -a

設定内容が反映されていれば大丈夫です。

※この記事は、なかの人(piro556)が書いています。