以前、EBSの容量を増やす方法を紹介しましたが、上記の方法ですと、EBSがパーティション分割されている場合、うまくできません。
パーティション(/dev/sdf1)に対してresize2fsをすると下記のようになり、
# resize2fs /dev/sdf1 resize2fs 1.39 (29-May-2006) The filesystem is already 5241198 blocks long. Nothing to do!
大元のEBS(/dev/sdf)に対してresize2fsすると、下記のようになってしまいます。
# resize2fs /dev/sdf resize2fs 1.39 (29-May-2006) resize2fs: デバイスもしくはリソースがビジー状態です while trying to open /dev/sdf Couldn't find valid filesystem superblock.
上記より、パーティション分割している場合は、下記のようにfdiskでパーティションの調整もしなければなりません。
# umount /home # fdisk /dev/sdf ... コマンド (m でヘルプ): p ... デバイス Boot Start End Blocks Id System /dev/sdf1 1 2610 20964793+ 83 Linux ... コマンド (m でヘルプ): d Selected partition 1 ... コマンド (m でヘルプ): n コマンドアクション e 拡張 p 基本領域 (1-4) p 領域番号 (1-4): 1 最初 シリンダ (1-13054, default 1): Using default value 1 終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-13054, default 13054): Using default value 13054 ... コマンド (m でヘルプ): p ... デバイス Boot Start End Blocks Id System /dev/sdf1 1 13054 104856223+ 83 Linux ... コマンド (m でヘルプ): w ... ioctl() を呼び出して領域テーブルを再読込みします。 ディスクを同期させます。
上記はパーティション(/dev/sdf1)を一旦削除して、終点シリンダを増加させたEBSに合ったものにした形で作り直しています。
そして、resize2fsです。
# mount /home # df -k Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/sda1 10321208 1308404 8488516 14% / none 3932160 0 3932160 0% /dev/shm /dev/sdf1 20635700 17689260 1898204 91% /home # resize2fs /dev/sdf1 resize2fs 1.39 (29-May-2006) Filesystem at /dev/sdf1 is mounted on /home; on-line resizing required Performing an on-line resize of /dev/sdf1 to 26214055 (4k) blocks. The filesystem on /dev/sdf1 is now 26214055 blocks long. # df -k Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置 /dev/sda1 10321208 1308404 8488516 14% / none 3932160 0 3932160 0% /dev/shm /dev/sdf1 103210940 17705312 80264180 19% /home
今度は無事、サイズを拡張することができました。