セッション情報
- タイトル(英題):How Amazon.com uses AWS Regions to improve customer experience [ARC328]
- スピーカー:Frank Stone(AWS), Lisa Gutermuth(Amazon)
- セッションタイプ:ブレークアウトセッション(プレゼンスタイルのセッション)
- レベル:300(Advanced)
セッション概要
セッションカタログから抜粋(翻訳ツールにて日本語に翻訳)
Amazon.comがより多くのAWSリージョンに拡大し、サービスを簡単にデプロイして別のリージョンに移動できるように構築している方法と理由を学びます。このセッションでは、複数のAWSリージョンを使用する利点と、リージョンに柔軟なサービスを構築および管理するためのAmazon.comの学習とベストプラクティスについて説明します。特定のリージョンからサービスを分離し、アプリケーションのレイテンシーと依存関係を管理し、リージョンの多様性、顧客の近接性、およびリージョンの柔軟なデプロイから得られるコストの最適化の利点を活用するためのアーキテクチャを構築する方法について学びます。
セッション内容
リージョン移行時に気をつけること
・Lambdaなどのリージョンサービスはリージョンごとに作成する必要がある
・Configでリージョンが固定されないように環境変数などを使用する
・レイテンシーやコストの上昇をどこまで許容できるか考慮する
・整合性タイプは結果整合性の方が移行しやすいのでまずはそちらを検討する
・移行計画のフローに従うこと
・バックアップもマルチリージョンで構成する
opt-inリージョンについて
・opt-in regionはリージョンを有効化しないと使用できない
・2019年3月20日以降に登場したリージョンが対象で(大阪リージョンなど)、IAMリソースの連携に関してセキュリティ上の制約がある
・古いタイプのインスタンスタイプやAPIに非対応
・新しいAWSのサービスがまだ使えないことがある
リージョン間の接続について
・VPC PeeringやTransit Gateway Peering、PrivateLinkなどで可能
移行ツール
S3
バケットネームがユニークになるようにする、レプリケーションタイムのクォータを考慮する
DynamoDB
グローバルDB、バックアップ/リストア、Latency Metricsなどで移行する
整合性タイプは結果整合性
RDS
マルチリージョンリードレプリカを使用
整合性タイプは結果整合性
Writerで少しダウンタイムが生じる
まとめ
カスタマーエクスペリエンス向上のためにマルチリージョンを検討することもありますが、コストやレイテンシー、整合性や依存関係を考慮をしながら計画・テストする必要があります。また移行についても要件に応じた適切な方法を選択する必要があります。
性能面での定量的な定義に合致するかが重要になるかと思うので、要件定義フェーズにて顧客との認識合わせが設計やテストフェーズをスムーズに進める鍵になりそうです。
後記
ヘッドフォンで聴くタイプのセッションだったため文字起こしツールが使えず細かいニュアンスまで把握できませんでした。。
しかしこういう経験が英語を勉強しようというモチベーションになりますね!
2024年12月19日(木)18時より、「AWS re:Invent 2024」のポイントを解説する「AWS re:Invent 2024 re:Cap presented by iret」を開催します。 |