セッション情報
- タイトル(英題):Step-by-step migration of on-premises VMware workloads to AWS Outposts [HYB303]
- スピーカー:Frankie Negro(AWS), Gustavo Grochewski(AWS)
- セッションタイプ:ワークショップ(ハンズオンによるインタラクティブなセッション)
- レベル:300(Advanced)
セッションの概要
セッションカタログから抜粋(翻訳ツールで日本語に翻訳)
アプリケーションの相互依存性、データ常駐要件、または移行タイムラインの加速化のためにオンプレミスに残す必要があるVMwareワークロードの場合、これらのワークロードをAWS Outpostsに迅速に再ホストし、独自のペースで最新化できます。このワークショップでは、仮想化されたワークロードをAWS Outpostsに移行する実践的な体験を提供します。計画戦略、移行ツール、ベストプラクティスについて学び、移行後の操作と回避すべき落とし穴に関する専門家の洞察をお聞きください。
本記事の読者対象
・現在オンプレミスでのVMwareを使用していてクラウド移行を検討している方
・低レイテンシー、ローカルでのデータ処理、データのガバナンスやコンプライアンスなどの要件により、特定のワークロードについてはオンプレミスやエッジに残す必要がある方
サービス説明
本セッションで登場したAWSサービスについて簡単に説明を記載します。
Elastic Disaster Recovery
最小限のコンピューティングとポイントインタイムリカバリでオンプレミスおよびクラウドベースの
アプリケーションを迅速かつ確実に復旧するサービス。
AWS Outposts
一部のAWSのサービスをローカル(オンプレミス)で実行し、ローカルのAWSリージョンで利用できる幅広いサービスに接続するためのサービス。
セッション内容
ハンズオン前の説明
現在のVMwareの状況
・VMwareの代替を探している顧客が74%、新しいワークロードは2025年までに95%がクラウドネイティブでデプロイされる
・移行にはリホスト、リプラットフォーム、リファクタが考えられる
AWS Outpostsに移行するメリット
・VMwareのハイバーバイザーの管理タスクは全てのAWS側の仕事となるため、バッチ当てやハードウェア基盤の移行などからも解放され、それらのコストを削減できる
・ローカル環境でAWSサービスを使えるので底レイテンシーかつ特定のデータをローカル環境内に留めることができる
・ローカル環境でありながらAWSマネージドなサービスを利用することができる
※セッション内では説明がありませんでしたが、AWS Outpostsはエンタープライズサポート(またはエンタープライズオンランプ)が必要であったり、3年間単位で購入する必要があったりするのでそれらの条件や利用料も含めて検討が必要です。
オンプレミスからAWS OutpostsにVMwareワークロードを移行
・Elastic Disaster Recoveryのローカルゲートウェイ経由で移行することでシームレスに移行が可能
・ミグレーションツールとしてはMGNや3rd party toolも候補に上がるが本セッションでは割愛された
ハンズオン
いざAWS Outpostsと接続しようという時にトラブル。
AWS Outposts側の設定がうまくできておらず、40分ほど中断。
AWSアカウントにOutpost用のサブネットを作成し、Elastic Disaster Recoveryのローカルゲートウェイ経由でOutpostsに接続したところで時間切れ。
ハンズオンの時間が短くなり、Elastic Disaster Recoveryによる移行作業までできませんでしたが、
AWS Outpostsと接続はできました。これまで使ったことないサービスでしたのでそのあたりは満足でした。
中断中に帰る方もいらっしゃいましたが、中断中もスピーカーの方が質問を受け付けたりなどホスピタリティでカバーしておりました。
まとめ
AWS Outpostsとの接続およびオンプレミスから移行手順について理解することができました。
Elastic Disaster Recoveryは復旧用のサービスですが移行にも使えるので便利ですね。
また、クラウド移行を検討していて「低レイテンシー、ローカルでのデータ処理、データのガバナンスやコンプライアンスなどの要件により、特定のワークロードについてはオンプレミスやエッジに残す」要件が特にない場合は、先日新たに発表されたEVS(Elastic VMware Service)も検討候補になるかと思います。
VMwareがブロードコムに買収されてライセンスが割高になった今、VMwareをどうするか検討しているユーザーも多いかと思いますので参考になれば幸いです。
ハンズオン系はこういったトラブルもつきものかと思いますが、そういった場面に出くわしたのもそれもまたいい経験?でした。
後記
本セッションの会場がMGMだったのでVenetianから移動したのですが、シャトルバスが渋滞で結構時間がかかるという話を聞いたので歩いて行ってみました。早歩きで30分ほどかけて歩きました。ラスベガスの街並みを見ながらだったので楽しかったですがとても疲れました笑
普段運動をしていない方はバスやモノレールで移動しましょう。
また、昼食を移動前にVenetianで食べるか、移動後にMGMで食べるか迷って、
メイン会場だからVenetianの方が美味しいだろう!と思ってVenetianで食べましたが残念な結果でした笑
後日も含めて全ての会場でご飯を食べましたが一番うーーんな昼食でした。。
以上
2024年12月19日(木)18時より、「AWS re:Invent 2024」のポイントを解説する「AWS re:Invent 2024 re:Cap presented by iret」を開催します。 |