Googleカレンダーの「日本の祝日」の仕様が変更された件

2024年9月の頭くらいにGoogleカレンダーの「日本の祝日」の仕様が変更されました。
それ以前は純粋な祝日のみがGoogleカレンダー上に表示されていましたが、以下の様な変更があったようです。

• 1種類だった祝日のカレンダーが「祝日のみ」と「祝日およびその他の休日」の2種類のカレンダーとなり、「祝日およびその他の休日」がデフォルトになっている
• 「祝日およびその他の休日」の場合、七夕、七五三、クリスマス、大晦日などが祝日と同じ扱いとなる
• どちらのカレンダーも銀行休業日（1/1～1/3）・大晦日が祝日と同じ扱いになる

仕様変更後はクリスマスが祝日になっています。

年末年始に「銀行休業日」なるものが追加されています。

本当は平日なのに、休みが増えてる！わーい！とぬか喜びしないために、本来の祝日ではないものは非表示にした方が良いかもしれません。

祝日ではないものを非表示にする方法

WEBのGoogleカレンダーの場合

設定→カレンダーを追加→関心のあるカレンダーを探す
日本の祝日 > その他の行事 のチェックを外す

日本の祝日 ＞ 祝日 の銀行休業日（1/1～1/3）・大晦日のチェックを外す

Google Calendar APIの場合

「祝日およびその他の休日」のカレンダーID
ja.japanese#holiday@group.v.calendar.google.com
→もともとこちらのIDのみだったのを以下の「祝日のみ」のカレンダーIDに変更する

「祝日のみ」のカレンダーID
ja.japanese.official#holiday@group.v.calendar.google.com

さらに、銀行休業日（1/1～1/3）・大晦日が祝日として扱われると問題がある場合は、祝日のみのリスト取得後に除外する必要があります。

それぞれのカレンダーIDで取得できるリストを比較するとこのようになります。

PHPで祝日データを取得する場合のサンプル

$year = '2025';
$api_key = 'GOOGLE_API_KEY';
$holidays_id = 'ja.japanese.official#holiday@group.v.calendar.google.com';
$holidays_url = sprintf(
    'https://www.googleapis.com/calendar/v3/calendars/%s/events?' .
    'key=%s&timeMin=%s&timeMax=%s&orderBy=startTime&singleEvents=true',
    urlencode($holidays_id),
    $api_key,
    $year . '-01-01T00:00:00Z',
    $year . '-12-31T23:59:59Z'
);

$ch = curl_init();
curl_setopt($ch, CURLOPT_URL, $holidays_url);
curl_setopt($ch, CURLOPT_RETURNTRANSFER, true);
if ($results = curl_exec($ch)) {
    $results = json_decode($results);
    foreach ($results->items as $item) {
        //銀行休業日・大晦日が不要な場合はここで除外
        $holiday_list[] = $item->start->date . ':' . $item->summary;
    }
    var_dump($holiday_list);
}

参考
https://developers.google.com/calendar?hl=ja
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2411/06/news112.html