こんにちは。
職人見習いの木村です。
サーバーの稼働状況を調べる際に、topコマンドをよく使います。
topコマンドを使えば、随時稼働状況を把握することが出来ます。
しかし、情報量が多くてどの数値が何の情報を示しているのかわかりにくいので、ここで整理してみましょう。
topコマンドを実行すると以下のように表示されます。
○1行目
- [08:17:35] 現在時刻
- [up 172 days] 稼働時間
- [2 users] ログインユーザー数
- [load average: 3.23, 3.96, 3.67] 実行待ちジョブ数の平均(左から、1分・5分・15分)
○2行目(プロセス数)
2行目は以下のプロセスの数を表しています。
- [485 total] 総数
- [5 running] 実行中
- [480 sleeping] スリープ状態
- [0 stopped] 停止状態
- [0 zombie] ゾンビ状態
○3行目(CPUの状態)
3行目は以下のCPUの状態の時間の割合を表しています。
- [12.3%us] ユーザーモード状態
- [0.6%sy] システムモード状態に
- [0.0%ni] niceされたタスクの実行中の状態
- [86.8%id] アイドル状態
- [0.0%wa] IO終了待ち状態
- [0.0%hi] ハードウェア割り込み要求状態
- [0.3%si] ソフトウェア割り込み状態
- [0.3%st] steal状態
○4行目(実メモリ)
4行目は実メモリ量を表しています。
- [65999292k total] メモリ量のトータル
- [65076712k used] 使用中のメモリ量
- [922980k free] 使用していないメモリ量
- [178112k buffers] バッファメモリ量
○5行目(スワップ領域)
5行目はスワップ領域のメモリ量を表しています。
- [68089128k total] メモリ量のトータル
- [2172k used] 使用中のメモリ量
- [68056956k free] 使用していないメモリ量
- [54582028k chched] キャッシュメモリ量
6行目以降はプロセスの一覧になります。
このプロセス一覧はオプションコマンドを打つことによって、表示の仕方をカスタマイズすることが出来ます。
代表的なオプションコマンドは以下の通りです。
- [Shift+A] 新しいタスク順にソート
- [Shift+M] メモリの使用量が多い順にソート
- [Shift+P] CPUの使用時間率の高い順にソート
- [Shift+T] 実行時間が長い順にソート
- [u] 特定のユーザー権限のプロセスだけを表示
- [n] 表示するプロセス数を制限
- [h] ヘルプ
※この記事は、なかの人(moresmileman)が書いています。