はじめに

Lambda関数のコードを誤って変更してしまい、更にどこを変更したか分からなくなったという経験はありますでしょうか。

デプロイ前であれば、「ブラウザを閉じれば変更内容は元に戻るだろう」と考えるかもしれませんが、
残念ながらブラウザを閉じるだけでは変更は取り消されません。

また、ブラウザを閉じる前であればCtrl もしくは Command + zで変更を取り消すことができますが、
ブラウザを閉じた後ではこの方法は利用できません。

本記事では、Lambda関数のコードを変更した後、デプロイする前にブラウザを閉じてしまった状態からコードの変更を取り消す方法を解説します。

環境情報

  • AWS Lambda
  • Google Chrome

解決策

結論から言うと、ブラウザのCookieを削除することで、一時的に保存されていたコード変更を取り消すことができます。
しかし、Cookieを削除すると、セッションが切れ、再ログインが必要になりますのでご注意ください。

やってみた

実際にコードを変更し、Cookieを削除して変更が取り消されるか確認します。

1.コードの10行目に「Change code」を追記する。

2.変更をデプロイせずにブラウザを閉じ、再度Lambda関数のコンソールを開き「Change code」が記載されたままであることを確認する。

3.Google Chromeで[設定] > [プライバシーとセキュリティ] > [閲覧履歴データを削除] > [Cookie と他のサイトデータ]にチェック > [データを削除] でCookieを削除する。

4.Cookie削除後に再度Lambda関数のコードエディタを開き、「Change code」が削除されていることを確認する。

まとめ

Lambda関数のコードは、未デプロイの変更をブラウザ側で一時的に保存しています。
予期せぬコード変更で困った際は、この方法を試してみてください。