遅延していますが…これは「初老丸の独り Advent calendar 2015」の十四日目の記事です。
tl;dr
EC2 で詳細モニタリングが適用されていることをマネジメントコンソール以外から確認する方法のメモ(ドキュメントをちゃんと読もう事案)。
ドキュメントをちゃんと読もう事案
ドキュメント
詳細モニタリングとは
CloudWatch の詳細モニタリングを有効にすると 1 分ごとの CloudWatch 収集データを確認することが出来るようになる。
詳細は以下のドキュメントを。
(この記事を書く前にやっていた)詳細モニタリング設定
マネジメントコンソールから。
ポチ。
ポチと。
簡単に出来た。
さて、マネジメントコンソール以外から適用を確認する
aws-cli を利用する。
$ aws --version aws-cli/1.9.8 Python/2.7.6 Linux/3.13.0-55-generic botocore/1.3.8
以下のように monitor-instances を使えばよさそう。というか、monitor-instances を利用することで詳細モニタリングが有効に出来るとのこと。
$ aws ec2 monitor-instances --instance-ids i-xxxxxxx
以下のように出力される。
{ "InstanceMonitorings": [ { "InstanceId": "i-xxxxxxx", "Monitoring": { "State": "enabled" } } ] }
なるほど、なるほど。すでに有効になっているので State
は enabled
になっている。
ちなみに、無効にする場合には以下のように unmonitor-instances を利用する。
$ aws ec2 monitor-instances --instance-ids i-xxxxxxx
以下のように出力される。
{ "InstanceMonitorings": [ { "InstanceId": "i-xxxxxxx", "Monitoring": { "State": "disabling" } } ] }
無効中という感じなのかな…disabling
となっている。もう一度、たたくと…
{ "InstanceMonitorings": [ { "InstanceId": "i-xxxxxxx", "Monitoring": { "State": "disabled" } } ] }
念のためにマネジメントコンソールから確認すると以下のように…。
改めて有効にしてみる。
$ aws ec2 monitor-instances --instance-ids i-xxxxxxx
以下のように出力される。
{ "InstanceMonitorings": [ { "InstanceId": "i-xxxxxxx", "Monitoring": { "State": "pending" } } ] }
設定中ということなのかな…pending
となっている。もう一度、たたくと…
$ aws ec2 monitor-instances --instance-ids i-xxxxxxx
以下のように出力される。
{ "InstanceMonitorings": [ { "InstanceId": "i-xxxxxxx", "Monitoring": { "State": "enabled" } } ] }
有効(詳細)になっている。念のためにマネジメントコンソールでも…
ほうほう。
ということで
詳細モニタリングってなんぼ?
こちらが詳しい。
- 1 インスタンスあたり 3.5 ドル。(個人的にはちょっとお高め)
おまけに基本のモニタリングと詳細モニタリングについてこちらより抜粋。
モニタリング | 特徴 |
---|---|
基本モニタリング | 事前に選択した 7 種類のメトリックス(5 分間隔)と、3 種類の状態チェックメトリックス(1 分間隔)。追加料金なし |
詳細モニタリング | 基本モニタリングで利用できるすべてのメトリックスが 1 分間隔で更新される。追加料金が必要。詳細モニタリングが有効にされているインスタンスでは、Amazon EC2 AMI ID とインスタンスタイプごとにデータを集計できる。 |
なるほど、なるほど。
ecs-cli で起動するコンテナインスタンスって
デフォルトで詳細メトリクスが有効になっていて驚いた。
以上
詳細モニタリングを始めて触ることになったし、ドキュメントをちゃんと読みましょう事案でした。