2025年11月4日(火)に、アマゾン ウェブ サービス ジャパン様の本社オフィスにて「AWS Industry GenAI Innovation Day」が開催されました。このイベントで、アイレットはブース出展を行なったほか、アジャイル事業部 久保智晃がライトニングトークセッションに登壇しました。
本記事では、イベントの様子や登壇内容、出展ブースをご紹介します。
◾️イベントの様子
このイベントには、製造や金融、メディアなど様々な業界から、40名程度のお客様が来場しました。アイレットを含め、パートナー7社がブース出展およびセッション登壇を行ない、各社が提供する業界特化の生成 AI ソリューションが紹介されました。

◾️スタンプラリー
セッションの合間には、アマゾン ウェブ サービス ジャパン様のガイドが先導するスタンプラリーが実施されました。10名程度にグループ分けされた来場者の方々が、パートナー各社のブースに立ち寄り、各社のソリューションについて説明を受けました。デモを参照したり、具体的なユースケースに基づいた質問が行なわれ、活発な議論が展開されました。
◾️アイレットのセッション
アイレットのセッションでは、「製造業での生成 AI 活用」と題し、アジャイル事業部の久保が登壇しました。

アイレットの製造業向け IoT ソリューションの紹介
はじめに、アイレットの製造業向け IoT ソリューションについて紹介しました。アイレットでは、工場の生産設備から AWS 上でデータを収集し、可視化や分析を行なうソリューションを提供しています。このソリューションは、様々な産業用プロトコルの機器に接続可能で、カメラで撮影した映像も含めて情報を収集できます。AWS が提供するマネージドサービスを活用して、スピーディーな情報収集を実現できる点が特徴です。

製造業での生成 AI 活用
続いて、製造業の現場で生成 AI を活用する場面について説明しました。生産計画に基づいて様々な設備を稼働し、製品を製造する現場では、生産状況をリアルタイムで把握した上での効率的な判断や、作業マニュアルの迅速な参照は非常に大きなメリットとなります。実際の現場では粉塵の影響や、過度な手の汚れや手袋着用などにより、PC の操作が難しいケースがあります。こういったケースに対応するため、アイレットでは IoTと生成 AI を組み合わせて、音声やチャットによる容易な操作や確認が可能なソリューションを開発しました。

まとめ
本セッションでは、製造業 DX 化の手段として、生産設備の IoT と生成 AI を組み合わせたソリューションが紹介されました。久保は、IoT と生成 AI の連携によって新たな価値が創出され、製造業での活用の幅が大きく拡大できると述べました。また、具体的なユースケースとして、音声やチャットによる生産状況(稼働率、不良品率など)のリアルタイムでの把握、複雑なマニュアルの内容確認、稼働・生産状況の日次報告書への集約などが提示されました。
最後に、国内2社目に AWS 生成 AI コンピテンシーを取得したアイレットは、今後もお客様の声を聴き、生成 AI をさらに駆使して製造業の DX に貢献するといった姿勢を伝え、登壇を締めくくりました。
◾️アイレットのブース
出展ブースでは「生成 AI による不良品検知」および「音声認識でのマニュアル参照・稼働状況の記録」という2種類のデモを実施しました。特に外観検査(不良品検知)デモに関しては、ターゲットとしていた製造業のみならず、運輸業界のお客様からも強い関心が寄せられ、想定以上の反響がありました。
また、来場者との対話を通じて、金融業界においても画像認識技術の活用事例やニーズがあることが新たに判明するなど、多くの気づきが得られました。当日は業界の垣根を超えて、来場者個別のユースケースに基づいた議論へと発展し、活発な意見交換が行なわれました。

◾️最後に
アイレットは2025年6月、AWS と生成 AI 活用加速に向けた戦略的協業契約を締結いたしました。この強力なパートナーシップのもと、今後も生成 AI ソリューションの開発・提供をさらに加速させ、お客様のビジネス変革をより一層力強く支援してまいります。
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