はじめに
最近 お客様から、 生成AI 関連でデータのプライバシーについてご質問をいただく機会が増えています!特に多いのが、「Google Cloud の Vertex AI で Gemini API を使った場合、Google のモデル学習に使われてしまうの?」 という内容です!
ビジネスに AI を取り入れる場合、 自社の機密情報や顧客データが意図せず外部へ漏れたり、 AI の再学習に利用されたりすることは絶対に避けたいですよね。そのためには、しっかりと事前に把握しておかなければいけない部分だと思います。
そこで今回は、どのような場合にデータが学習に使われ、 どのような場合に保護されるのか解説します!
早くも結論!
有料サービスであれば、Google がプロダクトの改善のために
ユーザーのプロンプトや回答を使用することはありません!
ただし、Google AI Studio や Gemini API の無料枠のような無料サービスをご利用の場合、Google はプロダクトやサービスの提供、改善、開発、または機械学習技術の向上を目的として、ユーザーのプロンプトや回答データを使用します。
そのため、無料サービスの場合は、機密情報や個人情報の送信は厳禁となりますので、ご注意ください!
▼参考 ───────────────────────── Gemini API 追加利用規約/無料サービス/有料サービス ------------------------------------------------------------ Google AI Studio の直接操作や Gemini API の無料枠など、 無料で提供されるサービスはすべて 無料サービス(「本無料サービス」)です。 本無料サービス(Google AI Studio や Gemini API の無料枠など)を使用する場合、 Google は使用者が本サービスに送信したコンテンツと生成された回答を使用し、 Google のプライバシー ポリシーに従って、 Google のプロダクト、サービス、 機械学習技術 (Google の企業向けの機能、プロダクト、サービスを含む)の 提供、改良、開発を行います。 Gemini API の有料枠などを含む本有料サービスを使用する場合、 Google は、使用者のプロンプト(関連するシステム指示、 キャッシュに保存されたコンテンツのほか、 画像、動画、ドキュメントなどのファイル)または 回答をプロダクトの改善に使用することはありません。 ------------------------------------------------------------ ───────────────────────── Google の高性能 AI モデル Gemini が Vertex AI 上で利用可能に ------------------------------------------------------------ Google Cloud に組み込まれたデータ ガバナンスとプライバシー管理により、データの保護を支援します。お客様はご自身のデータを引き続き管理でき、Google がモデルの学習にお客様のデータを使用することはありません。Vertex AI は、顧客管理の暗号鍵(CMEK)や VPC Service Controls など、お客様がデータを完全に管理できる様々な仕組みを提供しています。 ------------------------------------------------------------
さいごに
AI が、昔より身近で便利な存在になった今だからこそ、 会社の財産であるデータや個人情報をどう守るかという視点は、 決して欠かすことができません! 「無料だから」 「手軽だから」 といった理由だけでツールを選んでしまうと、 後々大きなトラブルに繋がりかねないからです。
安心して使える場所があって、そこで初めて、最新の技術を心ゆくまで使いこなせるようになると思っています。まずは、安全な利用環境をしっかりと整えて、 Gemini がもたらす新しい可能性を、ビジネスの場で心置きなく活用して、存分に楽しんでいきましょう!!!!