こんにちは!
DX開発事業部の篠子です。
今回は「Vertex AI Search for Commerce」というソリューションについてご紹介したいと思います。

Vertex AI Search for Commerceとは

一言で言うと「迷わず『これ!』にたどり着ける、お買い物のスマートな案内役」です!
私たちが普段ECサイトでショッピングをするときに「欲しい商品が見つからない!」といった経験は少なからずあると思います。

  • そもそも長袖シャツを検索したいのにカテゴリーが「シャツ」しかない
  • 商品のイメージは頭にあるけど、商品名が分からない
    →「ランニングの時にペットボトルを入れられるベストみたいなもの」
  • おすすめを教えてほしいけど、自分で調べるしかない
    →「ソロキャンプで何がいる」

こうした消費者の「見つけたいけど、見つからない」ストレスはそのままサイトのCVR(購買率)に影響します。
ECサイト運営者としては如何にしてCVRを上げるかが悩みの種だと思います。

そのような悩みを解決してくれるのがこの「Vertex AI Search for Commerce」になります!

何が出来るの?

Vertex AI Search for Commerceにはいくつかの機能がありますが、ここでは主要な機能を紹介します。

1:セマンティック検索

 AIが「言葉の意味や意図」を汲み取って、最適な検索を行ってくれます!
 例:「暖かい服」のような曖昧な言葉で検索
 →実際に「暖かい服」という商品名のものはありませんが、AIが意味を汲み取って「フリース」や
  「ダウンジャケット」といった暖かい服を検索結果として返します

■イメージ(架空のアウトドアサイトを構築しています。)

1:セマンティック検索の仕組み
→ベクトル検索といった技術を用いて、「暖かい服」を「ベクトル」と呼ばれる数百〜数千次元の数値のリストに
 変換します。
 データベースに保存されている膨大なデータの中から、検索ワードのベクトルと最も距離が近いベクトルを持つ
 データを探し出します。

■イメージ

2:動的ファセット機能

 検索結果に対して表示される絞り込み条件(ファセット)を、ユーザーの行動や検索クエリの文脈に合わせてAIが
 自動的に最適化し、表示する機能です。
 通常絞り込み条件は手でルール化するため、都度更新が必要であったり、アイテム単位で絞り込み条件を分ける
 のは至難の業です。
 Vertex AI Search for Commerceを使うとAIが検索した商品に対して、専用の絞り込み条件を
 生成してくれます!
 これにより、商品検索における次の行動を促進し、探したい商品を見つけるサポートをしてくれます。

  • ジャケットの場合:「軽量」や「防水」といった機能や「キャンプ」や「スキー」といった利用シーンによる
    絞り込み

         

  • 靴の場合:「滑り止め」や「グリップ力」といった靴の機能や「ゴアテックス」や「スエード」といった素材による絞り込み

3:商品検索アシスタント

 AIチャットをECサイト内に組み込むことで、AIと対話しながら商品の絞り込みが可能となります。
 →会話の中で該当する商品をチャット画面に表示することができ、そのまま商品詳細画面にも遷移することも
 可能です。
 例:冬のキャンプで着る上着は何が良いか

アーキテクチャ・利用料金について

Vertex AI Search for CommerceはAPIでの連携となるため、既存ECサイトの構成はそのままに検索処理だけを
置き換えることが可能です。
また、利用料金については以下となります。

  • 検索(ファセット)の料金
    →1,000 クエリあたり $2.50
  • 商品検索アシスタント(会話型コマースエージェント)の料金
    →1,000 リクエストあたり $6.00

    ※2026/03/12時点

■構成図(既存ECサイトへの組み込み)

まとめ

今回はVertex AI Search for Commerceについて紹介しました!
ECサイト運営者はCVRの向上、ユーザーからは「探したいものが見つからない」ストレスが軽減されるので
Win-Winなソリューションです!
ぜひ試してみてください!