今回も引き続き、Google Cloud Next Tokyo 26のブースからお伝えします。
今回は、Gemini Enterprise App内の機能で、ノーコードでエージェント開発ができる、エージェント デザイナー の最新アップデートについての内容です。
エージェント デザイナー v3 とは?
Gemini Enterprise Appのブースで一際関心を集めていたのが、「Google AI の最先端機能をすべての従業員が利用可能に」というメッセージとともに紹介されていた「エージェント デザイナー v3」です。
エージェント デザイナーの最大の特徴は、「非エンジニアでも、コードを書かずに自然言語の指示(プロンプト)やドラッグ&ドロップで、自律型AIエージェントを作成・テスト・公開できる」という点です。
これまでのエージェント デザイナーと「エージェント デザイナーv3」の違い
今回の「エージェント デザイナーv3」は従来のエージェント デザイナーの機能から強力な機能が追加されております。
エージェント デザイナーv3の強力な機能をピックアップしてご紹介します。
1. 複雑な「自律型ワークフロー」の構築機能
単なる一問一答ではなく、条件分岐や繰り返し処理を含む複雑なビジネスプロセスを構築できます。
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豊富なトリガー: 「ユーザーからのチャット入力」だけでなく、「毎日朝9時に実行」「新しいメールを受信した時」といったスケジュールやイベントをトリガーにした自動実行が可能です。
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フロー制御: 「forループ」や「条件分岐」といった決定論的なロジックを、画面上のノードをつなぎ合わせるだけで設定できます。
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ヒューマン・イン・ザ・ループ(HITL): 完全に自動化するだけでなく、フローの途中で「人間によるレビュー・承認」や「追加データのリクエスト」を挟むノードを設置できます。これにより、重要な意思決定には必ず人間が関与する、安全なワークフローを構築可能です。
2. 強力な外部システム連携(コネクタ機能)
AIエージェントが真価を発揮するのは、社内のデータやツールと繋がった時です。
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拡充された標準コネクタ: Google Workspaceはもちろん、Office 365(Outlook、Sharepoint等)、Salesforce、Jira、ServiceNowなど、主要なSaaSに標準で接続し、データの読み取りやアクションの実行が可能です。
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カスタムMCPサーバーへの接続(BYO-MCP): 自社独自のシステムやデータベースがある場合、MCP(Model Context Protocol)サーバーを立てることで、エージェントのデータソースや実行ツールとしてシームレスに組み込むことができます。
3. 「エージェント・オーケストレーション」と「スキル」
作成したエージェントは、単体で動かすだけでなく、組み合わせて使うことでさらに高度なタスクを処理できます。
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エージェント間の連携: あるエージェントのフローの中に、別の既存エージェントを「タスク」として組み込むことができます。
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オーケストレーション: ユーザーの曖昧な指示に対し、裏側で複数の専門エージェントを連携させて回答を導き出す「マルチエージェント」の仕組みも構築可能です。
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スキルの登録: 「特定のデータ抽出ルール」や「自社のブランドガイドラインに沿った文章作成」など、頻繁に使う指示セットを「スキル」として登録・共有できます。これにより、プロンプト入力の手間を省き、チーム全体でAIのアウトプット品質を底上げできます。
所感
今回の「エージェント デザイナー v3」のデモや技術詳細を見て、Gemini Enterprise Appのさらなる可能性を感じました。
従来のエージェント デザイナーでは限られた範囲でのタスク実行となっており、実業務の生産性を向上させるためのエージェントについてはノーコードでの開発は難しい印象がありました。
今回のアップデートにより、ノーコードでのエージェント開発でも組織の生産性を飛躍的に高める起爆剤になると期待が持てました。
今後のアップデートで更にレベルの高いエージェント開発ができるようになることも大いに期待できると感じました。
また、今回参加したGoogle Cloud Next Tokyo 26では他にも様々なブースやセッションが開催されており、知識のアップデートができたとともに技術進歩の速さに圧倒されました。
次回以降のイベントも是非参加したいと思います!
