Box APIを使った開発・検証を個人で始めようとすると、個人の無料プランでは CCG アプリの承認や Webhook の設定ができないことに気づきます。こうした操作には、開発者向けに提供されている Free Developer Account が必要です。

この記事では、個人の無料プランとの違い・取得前に知っておくべきこと・取得方法を整理します。

Free Developer Account とは

Box が開発者向けに提供する無料のサンドボックスアカウントです。個人の無料プランとは別物で、Enterprise相当の管理機能(Admin Console)が使える点が最大の違いです。

個人の無料プラン Free Developer Account Business以上
Admin Console × ○ ○
CCG / JWT アプリ承認 × ○ ○
Webhook 設定 × ○ ○
フォルダ・ファイル操作 ○ ○ ○
ストレージ 10GB 10GB プランによる
料金 無料 無料 有料

CCGアプリの作成・承認からWebhookの設定まで1つのアカウントで完結するため、別アカウントとの連携は不要です。

取得前に知っておくこと

既存アカウントからの変換は不可

個人の無料プランを Free Developer Account に変換する機能は提供されていません(Boxコミュニティの公式回答)。

既存の個人アカウントのデータは移行されないため、Free Developer Account は開発・検証専用のサンドボックスとして割り切って使うのが現実的です。

別メールアドレスが必要

Box は1つのメールアドレスにつき1アカウントのみ作成できます。既存の個人アカウントで使っているメールとは別のアドレスで Sign Up する必要があります。

Sign Up フォームは「会社用のメールアドレス」を要求するため、@gmail.com など一般的な個人ドメインでは登録できません。

取得方法

手順

(1) developer.box.com にアクセスします
(2) 「Log in」ではなく「Sign Up」 をクリックします
(3) メールアドレス・名前・パスワードを入力して新規登録します
(4) 確認メールを受信し、アカウントを有効化します

参考: Box Free Developer Plan